いじめ予防

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大阪のある小学校での4ヶ月取材を取り上げた
ドキュメンタリー番組"いじめから逃げない"を
視聴した。

この学校では、いじめ予防のための
カリキュラムを導入していた。

いじめは、
加害者、被害者、それ以外の傍観者の3つに
分けられる。

いじめをなくすためには、
傍観者の力が必要だという。

日本の現状として、
2021年度のいじめ認知件数は
61万5351件(文部科学省)
児童・生徒の自殺は514人(厚生労働省)
どちらも過去最高となっている。

子ども達は、授業を通していじめについて
真剣に考えていた。
ある子は、いじめらしき行動をみつけたら
やめようと声をあげられるのに対し、次は自分がいじめの標的になるかもしれないと言い出せないことに悩んでいる子もいた。

授業ではいじめがシンキングエラーから
生まれる事を話していた。
シンキングエラーとは、
共感性のなさに基づく間違った考えのことである。
いじめの加害者は、間違った認識を持っていることに気づかずいじめを正当化する。

海外ではいじめを予防するためにいじめ予防トレーナーが先生に指導をするという。アメリカの中学校では、先生だけでなく、カフェテリアで働く人たちもこの研修を受けている。

いじめはすぐになくならない。
しかし、幼い頃からの教育でいじめを予防する
ことは可能である。

いじめ予防カリキュラムを多くの学校で
導入してほしいと心から願う。

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