希望ある未来のために

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先日、「認定NPO法人 テラ・ルネッサンス」の創設者である鬼丸昌也氏の講演に参加した。

▶︎概要


「テラ・ルネッサンス」は、拠点を日本・ラオス・台湾・カンボジア・ウクライナ・コンゴ・ウガンダ等においており、約5億円の資金で運営している。

彼は、大学4年生の時に、カンボジア(プノンペン)に行って、地雷の現状を知り、NPOを設立。

▶︎活動してみて


しかし実際に活動を始めてみて、現状を見て、どうすることもできないことが一番辛かった。
自分の内側にあるのは、できないことばかりで無力感を感じたという。

諦めることで、楽になることは知っていたが、
決して諦めることはしなかった。

彼が話してくれた内容で
特に印象に残った言葉がある。

課題や弱さを持っている当事者だからこそ、
闘える。人は支え合うことが大事。
その人だからこそできることはある。

彼は、今ができるのか考えた時に、現状を伝えることができると考えた。

現状を話すことが大事。
特に、子どもたちに伝えること。
誰に伝えたいのか、明確にすることで、
それが力となり、勇気となり、財産になると
話していた。

▶︎子ども兵について


ウガンダに2006年まで退避勧告があった。
23年間、内戦が行われ、
平均して3万6000人もの子ども兵士がいた。
6割は、自らが志願して参加。
(理由は、貧困・家庭の事情など)
4割は、拉致によるもの
しかし、ウガンダでは、99%拉致によるものという現状がある。

なぜ、子ども兵が存在するのだろうか。

子ども兵が存在する背景として以下の
3つが挙げられる。
①素直な子どもを兵器として使うため
②武器が小型化したため
③先進国の生活との関係

戦争をすると、武器が必要になる。
武器を作りその性能を確かめることができる。そして、儲けがでる。

子ども達が兵士として働かされている現状を
儲けとして考えている国は沢山あるのだと思う。

▶︎社会貢献をしている会社


ブラックサンダーで有名な有楽製菓は、
ACE (エース)児童労働と協働し、
スマイルチョコレートに変更。
これは、児童労働で作られたカカオを
使わないチョコレートを使っている。
この企業のすごい所は、
・原材料が変わったのに、味が変わらなかった
・値段も30円・35円のまま(子ども達が手を出しやすい価格で提供している。)
また、裏にあるQRコードで児童労働について学ぶ機会を作りたいという想いがある。

▶︎まとめ


今回の講演で、地雷や児童労働について興味を持つことができた。また、就活についても考えるきっかけになった。
NPOやNGOだけでなく、社会貢献をしている中小企業を探すことも視野に入れていきたい。

彼が最後に話していた言葉。
ニュースをつければ、悪い話ばかり。
希望は私たちが能動的に動かないと
見つけられない。

彼の言葉にとても共感した。

変化を生むためには私たち自身が
考え、行動する必要がある。
明るい未来のために。

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