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Womb brocante

以前に書いたwombさんがリニューアルをされ、そのプレに行くことができた。久しぶりのお店の内装は以前とは違った空気を纏い、アフリカの大地にあるプランテーション、大自然の中にポツンと佇む美しい家を想像させた。私のずっと思い描いていた理想郷を体現したようなお店になっていた。懐かしくもあり、そして、ゾッとするほど洗練された空間。私は「愛と哀しみの果て-- Out of Africa」を「English Pacient」と同じくらい愛している。主人公の美的感覚や生き方、その芯の強さに憧れてきた、、数々の名言が物語の中に散りばめられていた、、長くなるのでここまで。

とにかく、あの映画に出てくるカレンの家のような何とも美しい空間。西原さんというオーナーさんの力量を感じるお店に仕上がっていた。細部までこだわりを見せる彼の感性は、男性的な大胆さと繊細な妙の美しさを持っている。カレンは自分の所持品をこよなく愛したのだが、西原さんも自分の見つけてきた物たちを、情熱を持って語っていた。

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Wギャルソンウォレット ラフィアで織られたアフリカの古布で出来たもので、日本の職人技がキラリと光る。お店の入り口正面に置かれていた。西原さん曰く、ここから全てがスタートしたそうだ。東京表参道にあるfuchisoさんの発案で作られていたのだが、このお財布に仕上げる職人さんが辞められて、別の方を西原さんが探して、再販にこぎつけたそうだ。キャッシュレスな時代になりそうだが、私は大きなお財布が大好きだし、今もイギリス産ブライドルという硬い皮の財布を使用、硬派な男のもの。アフリカ布ラブな私は、ハッとさせられた。いつかご縁があればと思うが、今の財布は一生使えそうなくらい頑丈である。


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この空間がなんとも言えない。敷物もテーブルも、李朝のお膳がさりげなく置かれているところが面白い。これも欲しかったが、自分の家に置けるところがないので諦めた。アフリカの古布も存在感があり、アクセントになっている。上にあるライトは多分、西原さんの弟さんの作品、ライトや時計のリメイクをされている、何とも言えない美しさだ。

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今回、私が購入したこれもアフリカの古布。サイズが可愛いし、値段も可愛いかった。女性のスカートだったらしい。アフリカの布は文様が最高にカッコいいと思う。幾何学的な柄がスラッとした黒人女性に凄く似合う、悔しいほど。

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県外からも沢山のお客様が来られるとか。この日も京都から来られていたご夫婦が色々購入されていた。

古いモノたちの価値をここまで高めてくれる西原さんとスタッフの方々に感謝したい。新しい居場所を見つけ、使い古されたモノたちが、幸せな顔をしているのが眼に浮かぶ。


以前に投稿したエッセーはこちら





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