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タイベンには戻れない

僕が育った京都の南の端っこでは
三角ベースをなぜか「タイベン」と呼んでました。
小学校の時は、柔らかいゴムのボールさえあれば
ちょっとした空き地を見つけては
すぐに始められる「野球みたいなもの」でした。

6人以上いれば三角ベース。
5人以下ならベースなしでやる遊びです。
ピッチャーがゴムボールを投げてバッターが手で打つ。
野手がいれば、野手がボールを捕ったり追いついた場所からホームベースに投げて、ピッチャーがホームベースから足が離れないでその返球を捕れたらアウトでチェンジ。
2人ならピッチャーが投げてバッターが打って、ピッチャーがボールまで捕りに行って、そこからホームベースに投げて、バッターがホームベースから足が離れないでその返球を捕れたらアウトで攻守交代となります。

まだ野球を始める前の僕らがやる「野球みたいなもの」は
毎日やっても飽きないくらいに楽しい遊びだったのです。

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こんなご時世。
飲みにも行けず
友達とも会えず
家族で外出することもなく
ただただ家で過ごす日々です。

それはそれでいいこともあって
今までやりたくてもなかなか出来なかったことに取りかかれたり
このnoteみたいに新しいチャレンジを始めてみたり
今回の大きな生活リズムの変化は
本来の自分が求めてた様々なことを
手の届く半径に引き寄せてもくれたわけです。

そんな中、みんなが楽しくていいよ!とハマり出してる
リモート飲み会というのがね。笑
いいいいというもんだから参加してみたりもしてるけど
それはそれなりに新鮮さも手伝って楽しいこともなくはないなと思ってて。
でも、やっぱりしっくりは来ないのです。笑

飲みに行くのは好きでした。
行く相手にもよりますが
僕が一緒に行きたいと思ってるメンバーの飲み会は
やっぱりとっても楽しくて
いつも時間を忘れるくらいに
その時間を過ごせてる幸せに感謝しているくらいなんです。

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リモートで気づいたこと。
飲みに行くことが好きだと思ってたんだけど
実は僕は
酒も会話も好きなわけではなく
「飲み屋さんの料理を食べながらツッコミがちゃんといてくれる場でボケながら話す」
のが好きだったようで。笑

それがないリモート飲み会は
楽しくないわけではないけれど
バットとグローブのない野球だということ。
ボールだけあってもね。
それは小学生の頃の手で打つ三角ベースであって
まあそれなりの楽しさというわけです。

三角ベースが楽しかった本当の野球を知らなかった頃には
アフターコロナでももう戻れないのです。

僕の周りには、ちゃんと僕に優しい人たちがいてくれるので
心配しなくても
そういう人がいない場では
わきまえて大人しくボケずに飲んでますから 笑

また飲み屋で飲みたいです。
一刻も早く。w


追記

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当記事で50日連続投稿達成しました!
目標達成です。
これでひと段落とさせてもらって
次は書きたいときに書こうと思います。w

これからもよろしくです。w


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