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Sunny Days Scenery

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日々の素敵なことや想うこと
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2020年4月の記事一覧

タイベンには戻れない

僕が育った京都の南の端っこでは 三角ベースをなぜか「タイベン」と呼んでました。 小学校の時は、柔らかいゴムのボールさえあれば ちょっとした空き地を見つけては すぐに始められる「野球みたいなもの」でした。 6人以上いれば三角ベース。 5人以下ならベースなしでやる遊びです。 ピッチャーがゴムボールを投げてバッターが手で打つ。 野手がいれば、野手がボールを捕ったり追いついた場所からホームベースに投げて、ピッチャーがホームベースから足が離れないでその返球を捕れたらアウトでチェンジ。

「スキ」ってそういうことだから

「フォロー」が1000人になって 「スキ」が1000を越えたら 見える景色も違ってくるのかも知れませんが 僕程度の「フォロー」や「スキ」のうちは 単純に毎日書いてみるとか テーマを決めて書いてみるとか どこか文章を書く練習みたいな要素が強かったりします。 それでも「数だけを増やしてもなー」なんて言ってみながら ちょっとでもたくさんの人に見てもらえたらいいんだけどな とかも思っててね。w でも、そのために「スキ」や「フォロー」の めくら撃ちなんてしてる場合じゃなくて。笑 そ

ずっと好きなモノ

捨てられないものモノが好きな割に意外と昔のものが残っていなかったりする。 実家にずっと住んでいない人なら当たり前だとは思いますが、小学生の頃から持っているものなんてすごく限られてますよね。 僕の場合は実家にも僕のモノはほとんど残ってなくて、もし残ってたとしたら、それは母親が何かの理由で残してるモノかも知れないけれど、少なくとも僕は自分で残してるモノは何もないんです。 必要だというモノは自分で持ってるのでね。 そこで、小学生の頃から持ってるモノを考えてみた。 すると、全然ない

大人になるということ

失われゆくもの世の中、「大人になると失ってゆくモノ」を語られるケースが多いのではないかと感じています。 特に日本においては若さが正義で老いは悪だからです。 僕も少なからずそう思って生きてきたのは否めません。笑 それでも、大人の俳優や作家や職人に憧れたりもしてきましたが、いつの間にか自分が若い若いと思ってること自体が痛い年齢になっていました。 大人になるに従って失われゆくものを考えてみる。 まずはよく言われることの1つに、「純粋無垢な部分」と考えてる人は多いと思います。 確

意外なツケ

デザイナー=徹夜?デザイナーには徹夜はつきものだという時代を生きてきました。 そんなエピソードは掃いて捨てるほど経験してきたし、なかなかの経験もしてきました。 ビジュアル雑誌を2〜3タイトル手がけてた頃なんて、63時間一睡もできない、なんていう信じられない記録さえありますし、1週間のうち2回は毎週徹夜みたいな頃もありました。 デザイナー=徹夜 みたいな方程式がごく普通にまかり通っていた時代を駆け抜けてきたわけなんですね。 ちょうどツイッターで「デザイナーあるある」が大バズり

自分じゃなくてもいいデザイン

デザインの楽しさ「デザインって何が楽しいんですか?」 そうちょっと怒りながら話す女性デザイナーと出会った。 10年近くものキャリアを持つデザイナーなのに、楽しいデザインなんてそんなものがこの世にあるのか?といった風情でかなりやさぐれながら、苦しそうな表情で僕に聞いてきたのです。 仮に彼女を「やさぐれA」とします。笑 ラフの提案時に、自分的にはこうした方がいいものになると思うんだけどというデザインパターンを、定番の提案に混ぜた方がいいよとアドバイスした別の女性デザイナーからは

戰慄のピンポンダッシュ

忘れじの夏1999年の夏が終わろうとしていました。 夏の終わりは嫌なものです。 またひとつ歳とっちまったか~と(笑)。 楽しかった夏のエネルギーに満ち溢れた思い出とともに、何かが失われてしまうような感覚。 それはまるで永遠に失ってしまうかのような淋しさ。 いつもこれは一体なんなのだと思ってしまうのです。 春の桜は散れば「また来年」と思える。 雪が溶けても「また来年」。 クリスマスもお正月も「また来年」だ。 なのに夏は終わった途端に「また来年ねー!」とはいかないのだ。 夏が終わ

アーロンくんはどちらで?

滞在比率の逆転リモートワークが常態化して、ずっと家のPCの前で日長(ひなが)椅子に座ってる状態がメインという日々がやってきました。 元々僕の仕事は、家でも会社でもやれる仕事ですから、随分と前から家でも会社でも作業が出来るように、どちらのPCでもメール受信は出来ますし、フォントを合わせてデータもクラウドで管理して、どこからでも最新のデータをいじれるように設定していました。 なのでこの度の社会的変容にはあまり苦労せずに適応出来ているんです。 しかし、今までは、家でやる時と会社で

SFのような街にて

閑散とした街SF。 サンフランシスコではありません。 サイエンス・フィクションのそれです。笑 一昨日と昨日。 仕事の用事があって都内へ。 一昨日は、社印が必要な書類があって出社。 今時デジタル請求書やデジタル見積書でも大丈夫な会社がほとんどなんだけど、ハンコを押した実物じゃないとダメという会社と取引してるからしょうがない。 アドビからのデジタル領収書なんてボケたカスカスの社印でもダウンロード領収書として機能してるのに。笑 しかしある程度の高額請求なので、コロナ自粛とはいえブ

リモートワークのこと

リモートワークが推奨されてリモートワークが増えて、外部との打ち合わせでZoomなどを使ったインターネット会議を運用する回数を重ねて、改めて思ったこと。 「なぜ会社に行かないといけないの?」 「家で出来ることは家でいいじゃん。」 「通勤時間を考えると生産性に問題ありだと思うよ。」 通常の会社勤務業務の矛盾や不満は大体このような言葉で語られます。 確かにそういう側面があるのは事実で、会社に行くこと自体が生産性を阻害してると感じていて、それよりも在宅で労働に励んだ方がより生産性

集大成

建築家にとっても画家にとっても、造形や平面上に自らの何かを生み出す人たちは、その集大成となる何かを手掛けたいと願っている場合が多いと思います。 対象は大きな壁画だったり大聖堂の天蓋だったり、あるいは箱そのものだったりするのですが、様式美とは少し離れた場所で、自らの溢れ出るインスピレーションとアイデアで、既成の概念を心地よく逸脱した作品を手掛けたアーティストたちがいます。 ミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチなどもそうですし、かの有名なサグラダ・ファミリアなどで知られるア

春を謳う

桜の開花発表もあり、いよいよ春本番といった感じですかね。 春はいろいろなことの区切りでもあります。 今週は例年なら入学式や入社式などがあって、新たなスタートに向けて人々が心踊らせる日でもあります。 春になると脳裏をよぎる歌もあって。 ♪ 重いコートを脱いで出かけませんか? ♪と歌った歌は、まさしく春のリスタートを応援してくれているのですからね。笑 日本には春を詠った唄歌が古来からたくさんあります。 その感性というか、日本人の季節感のセンスは特に素晴らしいと思うのです。折々に