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ああ、今日も泣きそうだ #02: あなたの踊りを見て

あなたの踊りを見て、
「明日から頑張ろう」
という人が必ずいます。

あなたはどこで観ますか?
ダンサーの近くに駆け寄って握手して応援するのはきっと、ダンサーのやる気を鼓舞させるでしょう。
遠くから見守る温かい視線は、大きな安心になるかもしれません。
私は下手の奥まったところから応援したいと思います。
観客の皆さんとは少し違う角度で、できれば少し離れたところから応援したい。
あくまでも個人的な嗜好です。

どこで観るか観てほしいかは、観覧者と踊る人の関係で決まります。
観ている側と観られている側が成立している関係は、距離や角度でだけではありません。
それは近くかもしれないし、遠くかもしれない。
もしかしたらそこにいない可能性だってある。
亡くなった方かもしれません。
その距離や空間が成立する関係は、あらゆる事を踊りがつないでいるのでしょう。
近いところ/遠いところから愛おしい人を見つめたいあなたに、我々はこのイベントを作り続けます。
大切にしていただけたら、もっとたくさんの人が大切にしてくれると思います。

私たちスタッフは、実はほとんどスタッフが演舞を生で見ることが出来ません。
ただそこにいなくても、強烈に熱烈に応援して支えています。

あなたの踊りを見て
「今から頑張ろう」

ああ、今日も泣きそうだ

篠原健仁-2

アロハラボラトリー代表の篠原が毎週メールマガジンに寄稿しているエッセイ「ああ、今日も泣きそうだ」のアーカイブです。

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