カタチヅクルモノ
五感とは、カラダに備わった感覚のことで、味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚の五つの感覚を指す。この5つの感覚の受容器をパズルのように組み合わせると、出来上がるカラダという容れ物がボディ、カラダというもの。
視覚で確認できる物、ワタシやアナタをカタチヅクル、モノ。 「mono(モノ)」とは、他の外来語の上に付いて、単一の、単独の、の意味をなすそうで、まさに個人そのもの。
アロマセラピストやアロマサロンの育成のお仕事に長らく携わらせて頂き、その中でも施術の技術面より理論や座学を担当することが多く、テキストの文字やイラストをただなぞる様に伝えるのではなく、その根底にある「何故」を伝えたいと思い始めたら・・・今ここに居る。
「遠回りのように思えても、近道」 難しいと思い寄り道もしながらも、決して変わることのない縦軸となるものとして古典を学ぶ機会をいただいて、「やっぱりそうなんだ」と自分なりの答え合わせをしてきたし、いまもその途中。
何か特別なチカラがある訳でもなく、流行に乗ることもなく、それでも答え合わせをしながら、ワタシが伝える役割を果たせるのは、今のお仕事を通して出逢った方々や、手にしたツールを通して、だけ。
肉体という容れ物は、ある程度放っておいてもそれなりに維持されるけれど、「容れ物」の中身はそうはいかない気がしていて、よくある秘伝のタレみたいに継ぎ足しながら、それなりに進化していく必要があるはず。
「入れ物」じゃなく「容」なんだということも大切で、作業であってはいけない、カタチヅクルという日々の営み。
もって生まれたパーツを如何に育て、如何に使うか、で容器の中身が少しずつでも変わっていくように、本当の変化は少しずつ。
カタチヅクルモノは、意外にも容れ物の中身で変わっていくから、毎日を笑顔で過ごしましょう。そして、ワタシの仕事は、誰かの笑顔に繋がる商品を作っていくこと。
だから、できるだけシンプルで簡単であること心がけています。
アロマレター「Florioフロリオ」 お客様から届いた写真がとっても素敵だったので、許可を頂き掲載させて頂きます。年齢や性別を超えて、誰もが気軽に楽しめる商品を作る、このコンセプトに沿ったモノ作りが出来ている、と言って頂いているようで、とっても嬉しかったです。