【ラテンアメリカ旅行 #24】🇵🇪アンデスと太平洋に挟まれた砂漠のオアシス
「砂漠のオアシス」ワカチーナ
● 首都リマからの移動
ワカチーナに向かうためにはまず、首都リマからバスで約300キロ(約5時間ほど)南に向かった砂漠地帯の街、イカに向かう。そしてイカでタクシーに乗り換えて15分ほどで到着する。
今回の移動はこちら。
近くには同じように砂漠地帯の中にある地上絵で有名な街、ナスカがある。
● イカの街について少し
まずはこのエリアの中心である街、イカについて少し説明。
イカは人口約30万人で歴史的にも古い都市で、アンデス山脈と太平洋の海に挟まれた砂漠の中にある。砂漠の気候らしく、平均気温25度で年間雨量が1mmにも満たない。昼間は日差しが強く暑いため、人は基本的には日陰でゆっくりとしている。
● 今回の目的地ワカチーナ
ワカチーナは、イカの町からタクシーで約15分程離れたところに位置する砂漠のオアシスである。
湖を囲うようにできているこの小さな街は1時間も歩けば全て見て周れてしまう。 砂漠の中に湖があり、湖の水は病気を治す効果がある信じられている。
ちなみに街には人魚像も設置されていて、この湖には人魚が存在するとも言われている。
街の端には砂丘があり、ワカチーナに来るほとんどの観光客は砂漠の中でサンドバギーで走り回り、途中で止まってサンドボード(ボディボードの砂バージョン)を楽しむアトラクションに参加するためにやってくる。
文化体験というよりはこのアクティビティとユニークな景観を楽しむ場所で、一人で行っても周りは旅行客が多いので割とすぐに出会えて仲良くなれる。
個人的な意見ではあるけど、ご飯を食べたり、カフェでゆっくりするか、木陰でチルするか、夕方からアクティビティに参加すること以外は特にやることはないので休息の地という感じ。
写真を撮ったり、そのアトラクションを楽しんで思い出を作るにはいい場所。
● サンドバギーアトラクション
サンドバギーでの移動はところどころでかっ飛ばして坂を下ったりと、自然の中の遊園地のようで楽しく、叫ぶような開放感や、信じられない光景が広がっているので、このアクティビティに参加する価値は十分にあると思う。
この下の写真が一番長いサンドボードの場所で、みんな奇声を上げながら滑り降りていく。ちなみに足を広げてしまうと失速してしまう。
なんとなくアクティビティをやっているうちに空の色が変わってきて、いい感じの雰囲気になってくる。普段見ることのない自然の中にいると、ちょっとした表情の変化によってまた新しい光景になる。
● 人が創り出すVibe
日本語だと表現しづらいVibe。よく日本でもヴァイブスと言われているので説明不要かと思う。
短い時間ではあるが、楽しいアクティビティが終わるとこんな感じでいつも間にかみんな仲良くなっている。こんな時間や空間を提供する仕事っていつどこで見ても素晴らしいなと思う。もちろん大変なこともたくさんあるだろうけど、きっと喜びとやりがいを感じながら働いているんじゃないかな。
そして僕もそんなVibeを創り、与えられる仕事がしたい。
そしてそれは仕事だけにとどまらず、僕の人生の目標でもある。
今回はここまで。次回は沿岸部を北にずっと移動し、チカマという場所で世界一長いと言われるレフトハンドの波に乗るため、ワンチャコという街でサーフィンしながらチカマにウネリが入ってくるのを待つ。
最後に曲紹介
ペルーといえばクンビアだけど、今回はサイケデリッククンビア。
サイケデリッククンビアは60年代後半から70年だあたりに、クンビアがヒッピーカルチャーの影響を受けて変化していった音楽で、中でもアンデスのクンビアはチチャとも呼ばれている。
*チチャは旧インカ帝国のケチュア族やアンデス周辺で飲まれているトウモロコシを発酵させて作られているお酒。
チチャモラーダという紫のトウモロコシにフルーツや品物を混ぜて作るジュースもある(クセになる味なので毎日メルカドで飲んでいた)
Silvestre Montez Y Sus Guantanamerosの『El Avispón』という曲。
Youtubeでサイケデリッククンビアのコンピレーションアルバムがあり、その一曲目に入っていた曲がこれ。せっかくなのでアルバムごと。
Afrosoundの『La Danza De Los Mirlos』。こちらはペルーではなくコロンビア。僕的にはこちらの方が聞きやすかった。