春はそとでごはんを
桜のおそかった、今年の春。
我が家のちかくのソメイヨシノは、ほとんど散ってしまったものと、ようやく満開のものと、場所によっていろいろな姿がみられています。
今年はお花見日和、という日がなかなかありませんでしたが、家族とおべんとうをつめて、おともだちの家の庭先で、2回お花見をしました。
コッペパンでつくった玉子サンドをちらかしながら。
いちごをつぎからつぎへとほおばって。
1歳半になって、春をじぶんの足と目とお腹であじわっている息子。
子どもができると、外食はなかなかむずかしくなるし、お昼寝のタイミングを考えてあまり遠くにもいけなくなる。だけどそのかわりに、お外でたべるごはん、というものがすごくたのしくなりました。
朝ごはんをたべたら、のこりものとおにぎりをつめておさんぽへ。おさんぽした先で、適当なところにすわっておべんとうをいただく。
こうすると、たべものがいつもよりおいしく見えるようで、子どももよくたべてくれたりします。急いで帰らなくていいのでわたしも楽だし、なによりたのしい。
座りいい景色のいい場所をみつけて
「ここでおべんとたべよっか」
というと、息子は待ってましたとばかりにリュックをかきまわします。
ちくわにチーズをつめたおべんとうらしいおかずが、最近のわたしたちのお気に入り。
晴れる予報のまえの晩は、夕飯のおかずをすこしずつとっておいたりするのもたのしい。
あそぶ、たべる、ねる、
この3つの大切なことを、ぜんぶ地面のうえでできたらいちばんいいなあ。
スウェーデンで主流らしい森の保育園では、森であそんだあと、テントやシュラフをもってそとでお昼寝するそうです。もちろんごはんも、そのための調理も(!)森のなかで。先生はお鍋をかついで森へでかけるそうな。雨の日も雪の日も。
そこまではできなくとも、この時期くらいは芽吹き花を咲かせる植物の迫力をめいっぱい感じたい。そのなかで自分も子どももおいしくたべて力をつける。
場所や時間からつかのま自由になって、子どもと一緒に世界をあじわう。
そんなそとごはん。蚊がでるまでにたくさんたのしみたいと思います。
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