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映画『HELLO WORLD』関連情報一覧

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スピンオフからコラボ情報まで。
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#ネタバレ

映画「HELLO WORLD」副読本とスピンオフ一覧—メジャーからマイナーまで

映画「HELLO WORLD」は、設定が練り込まれていながら「軽々に説明しすぎない」という監督のスタンスによって、あちこちに観客の自由な想像の余地を残した作品となっています。そして、ミニマムなロジックで構成されている本編のスキマを埋めるように多数の副読本やスピンオフが存在します(ただし映画は映画で完結しており、スピンオフは映画を補足するものではない、とは公式に明言されています)。 一度見ただけではなかなか全貌がわかりづらい複雑な構成の作品だけに、副読本やスピンオフを読むこと

映画『HELLO WORLD』界隈の「よくある(ニッチな)質問と回答」をちょっと作ってみたよ

映画『HELLO WORLD』が公開されて、早いものでもう5年になります。その間、劇場での上映機会は残念ながらほとんどなかったのですが、各種動画配信サービスやBlu-ray、DVD等であらたに本作に触れる方は確実に増えてきています。新鮮な感想を見るたびに一ファンの端くれとしても非常にうれしく思っています。 一方で、上映当時と比べて後から観た人はどうしても周辺情報が得られにくい、というのが悩ましい点です。Web上の情報の散逸や消滅も増えていますし、SNSでの盛り上がりもニッチ

[解説] 映画「HELLO WORLD」を1回見た人向けに簡単にポイントを解説してみるよ

(ネタバレあり)映画『HELLO WORLD』、1回見て「!?」となった人は結構多いのではないかと思います。しかしそこで終わってしまってはあまりにもったいない。結構観客に「背伸びを強いる」作品で、ガッツリSFなところもあるのでちょっとハードル高い部分もありますが、そこを乗り越えると本当に面白くなってくるんです。 この記事では、初見だとちょっとわかりにくい部分を自分なりに解説してみようと思います。 自分自身、3回くらい観てもまだわからなくて、原作とスピンオフと解説記事を読ん

映画『HELLO WORLD』の年表を作ってみた

映画『HELLO WORLD』の年表を作ってみました。スピンオフも含めているので一部かなりカオスなことになっていますが、曜日なども含めてかなり綿密に設定が煮詰められているのがよくわかるかと思います。鑑賞、考察のお供にして頂ければ幸いです。間違いや他の解釈の可能性がありましたら、ぜひお知らせ下さい。 年表【998年以降】     ・清少納言、『枕草子 六百七段』を執筆する(S) 【1831年】        ・ロバート・ブラウン、細胞核を発見する(S) 【1952年頃】

直実ブックマークガイド——映画『HELLO WORLD』に出てきた実在書籍一覧

映画『HELLO WORLD』には実にたくさんの「実在する書籍」が登場します。読んでいる本を知ることは、その人を知る最短手段のひとつ。読んだことのある本があれば登場人物により一層共感するだろうし、読んだことのない本はさらにこの映画の理解を広げてくれます。ここでは、直実や瑠璃たちが読んでいる本のうち判明しているものについて列挙してみます。 各作品の説明はあえて書きません。また公式パンフレットに載っている参考書籍は省いています。ちなみに記事タイトルは、42でお馴染みのアレのもじ

筑波大学コンテンツ応用論2019:伊藤智彦監督「SFアニメの近未来」——ツイートから講義内容を再構成する試み

2019年11月26日、筑波大学の落合陽一先生(@ochyai)の講義「コンテンツ応用論」(@ochyaiL)において、伊藤智彦監督(@tomohikoito0218)がゲスト講師として登壇され、「SFアニメの近未来」というタイトルで講演がおこなわれました。本noteは、当日の「#コンテンツ応用論2019」タグのついたツイートをもとにして講義内容を推測してみたメモになります。 「コンテンツ応用論」関係者の皆様(落合先生、伊藤監督、TAの皆様、受講生の皆様、その他関係者の皆様