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ランドマークの夜

台湾のに大都市にはそれに相応しい高層ビルがランドマークとしてそびえ立つ。

第一の都市台北には101。
第二の都市高雄には85。

ともにビルの名前の数字は階数を表している。

そんな台北101ができるまでは台湾一だった高雄85、ホテルの窓から夜の空に浮かぶその姿を眺めると、なぜか寂しそうに見えるのは気のせいなのか?

そしていつの日か101も今の85のように見えてしまう時が来てしまうのだろうか?

101を凌ぐビルが登場するとなると台湾の経済力の象徴になるのだから、それはきっと良いことなのだろうけど、No.1とNo.2ではその差が大きすぎる。

日本一の山は富士山で日本一の湖は琵琶湖だけど、二位と聞かれると迷わず答える人は少ない。

だから「世界にひとつだけの花」じゃないけど、No.1よりOnly1が大事なんだろうな〜

確かに世の中には不変なものは極めて少なく世の中は時間とともに大いに変わっていく。

そして、眠れない夜はいたずらに時間が過ぎていき、眠ろうとする思いが一転、賑やかな夜の雑踏が恋しくなる。

ちょっと夜市にでも散歩に出掛けようかな?

そんな雑踏から高雄の街並みをいつも見守ってきた85を眺めると明るく微笑んでいるように見える気がする。

そうさせてくれるのはやはり台湾ビール。

これは不変なものだ。

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