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我愛臺灣「世界屈指の親日国、台湾」

グローバル化の進んだ現在においては多くの日本の企業は海外へと進出しています。またLCCの就航などによって航空運賃も安価となり、海外という距離感は大きく縮まり、現在の海外旅行は手軽なレジャーのひとつとなっています。
また渡航先によっては現地の物価の安さや為替レートの差異で日本国内より遥かに格安で有意義な旅行を楽しめるケースもたくさんあるのです。

そこで、私が最もオススメしたい海外が台湾なのです。

と、ここまでは、コロナウイルスが蔓延するまでの話。
今現在(2020年3月)においては先の見えない国内情勢と世界情勢となり、海外へはおろか、国内旅行もままならい状況の人がほとんどではないでしょうか?
特にここで紹介しようとする台湾はコロナウイルス対策において、最も先鋭的で、かつ成功している国で、日本人は入国後2週間の待機をしなくてはなりません。ですから実質的に観光旅行は無理な状況なのです。

とはいっても、いずれコロナウイルスによる“一連の騒動”(あえてそう書かせてもらいます)も終息するでしょうから、そのときのために台湾を紹介していきたいと思います。

台湾は最も近い外国の一つであり、物価も安く治安も良く、食べ物が美味しい国です。
それに加え親日であり、人々は優しく、台湾国内にも多くの日本を見ることが出来るのです。
台湾に限らず海外に出かけるということは、日本の良いところも悪いところも外から見ることにより再認識や再発見することが出来るので大変有意義なことだと思いますが、その中でも特に台湾は日本と似て非なる国。近いという地理的条件も含めて大いにオススメする海外旅行先なのです。

さて、話は変わりますが、私事、台湾に本格的に訪問するようになったのは2012年のことで実はそれ以前に一度だけ訪問しているのですが、その記憶はほとんどありませんでした。
しかし、2012年以降は2~3か月(オバースティしない程度)の長期滞在をし、訪問回数も数が数えきれなくなってしまった現在、台湾には台湾人の彼女も友人も存在します。ですからネイティブの文化や生活、あるいはアイデンティティーやイデオロギーといった心情的な部分まで接することが出来たのです。
台湾人たちに言わせたら「何を知ったかぶりをして」と言われそうですが、私の案内、紹介する台湾は少なくとも数回訪問しただけで、台湾通を気取っているブロガーやYouTuber、話題や流行を先行させ利潤を元に台湾を紹介するガイドブックを始めとする各種メディアとは歴然と違うことと自負しております。
また台湾人ではなく日本人の私が体験することで、日常的に台湾を慣れている台湾人の目線ではない発見をお伝え出来ると思うのです。

ということで、長い前置きでしたが、ここからが本題。

台湾という国を紹介していきましょう!

「世界屈指の親日国」

2018年の統計で訪日する台湾人は中国、韓国に次ぐ第3位で年間 4,757,258人を数えています。
出典:日本政府観光局(JNTO)
これは、台湾の人口が約2300万人という割合からすると約5人に1人が訪日しているということになるほどの人数なのです。

そんな台湾は現在の中国大陸を統治している中華人民共和国や、かつて台湾と同じく日本の統治を経験した韓国という二つの反日国家とは大きく違い、明らかに親日国なのです。

かつて日本を襲った未曾有の大災害であった東日本大震災の際の台湾の最終的な義援金は2億5200万ドルとなり金銭的な援助でみるとアメリカよりも多く、世界最高額だったことは、ご記憶の方も多いはずです。

では、なぜ台湾は親日国となったのでしょう?

それは農業水利事業の八田與一、台湾砂糖(製糖技術)の父、新渡戸稲造など、日本統治時代の台湾では多くの日本人がインフラ整備を始め、産業の近代化など、台湾の発展に貢献したのが大きな理由のひとつなのです。



日本の台湾統治自体、良いか悪いかは別にしても、台湾国民は今も日本人の功績は功績として、後世に伝えてくれているのも現実です。

また、このようなことを記せば、日本人のおごりだとか、傲慢な考え方だという批判をする人もいるかもしれませんが、中国にも行き韓国にも行くと、その違いは明らかに感じることが出来るのです。

それは台湾が、ただ単に親日ということではなくマナーや礼儀、礼節など様々な面において台湾人の民度は高く、日本人がよく外国から礼賛されることと、同じような感覚が台湾人にも備わっています。
すなわち台湾人は日本人にも理解出来る日本人的感覚を持っているのです。

かつての日本の軍国主義も植民地政策も全て肯定しようとは思いませんが台湾を知れば知るほど日本の統治時代が50年に及んだということが紛れもなく、この国の繁栄や民度の高さを築き上げたのではないかということを実感するのです。

スバリ言えば、すでに台湾人は、同じ中華系である大陸の中国人とは明らかに違うアイデンティティーを持っているのです。

その裏付けは先の台湾の大統領選の結果を見ても明かではないでしょうか?

話は少し横道に逸れたので話を戻し、 親日について更に言えば、日本のアニメやドラマやJ-POPやアイドルなど、日本の文化、芸能を多くの若者が支持し、寿司やラーメンなどの日本食、ファッションや生活様式など、様々な日本を企業や国民がリスペクトしてくれているのが親日の度合いを示しているのです。

それは、過去の歴史だけでなく、現代の日本の姿も目の当たりにしているのが台湾人で、そこから日本の良さを学び、敬意を払ってくれているのが、感じられるのです。

だから台湾人は日本人には、とても親切ですし、台湾では中国語が喋られなくてもほとんど不自由なく過ごせるのです。

そんな台湾だからこそ、日本人が一度来てしまうと台湾は居心地がよく、好きになる可能性も非常に多いといえるのです。

「そんな台湾だからこそ日本人に知って欲しい」

日本人は、そんな台湾という国をどのくらい知っているのでしょうか?

「台湾は中国」
「台湾?タイ?」「台湾?香港?」
「台湾って何語を話すの?」
「台湾って安全?」

なんてレベルの日本人に会ったらガッカリします。しかし、実際にそんな日本人は存在するのです。

なので、次回はそんな基本的なことから台湾を紹介していきたいと思います。

次回へつづく

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