見出し画像

我愛臺灣「高雄」

1度だけ台湾に行ったことがあるという人の大半は台北ではないでしょうか?

外国人が日本に旅行にくる際に東京を多く選ぶのと同じことで、台湾第1の都市台北はその知名度も高く、当然旅行会社のパッケージツアーにしても台北中心に組まれたものも多いのです。

だからここでは台北ではなく台湾第2の都市「高雄」を紹介します。

「例えるなら大阪!?」

高雄の人口は約280万人で台湾第3位ですが実質的に台北市に次いで、台湾第2の経済文化の拠点と位置付けられています。

例えるなら台北は東京に対して高雄は大阪と言ったところです。

実際全般的にお節介な台湾人ですが、台北に比べ高雄のほうが更にお節介で人懐っこく、どことなく住んでる人も大阪っぽいです。

また高雄国際空港も台湾桃園国際空港に次ぐ台湾第2の国際空港で成田に対して関空のような立ち位置ですが、それらの空港と大きく違うのはMRT1本しかも15分ほどで市内中心部まで行けるのです。

そして成田、関西、中部、新千歳、那覇、福岡、熊本の各空港に路線を持っているため日本からも観光に訪れやすいのが高雄なのです。

陸路においても台北から新幹線(台湾高速鉄道)で約2時間の距離(桃園空港から1時間35分か1時間51分)ですから東京、大阪より近く簡単に往来できるので、就航便数の多い桃園空港を利用して高雄に行くことも容易なのです。

それでも高雄は北回帰線より南に位置するため台北よりもずっと温暖で、冬は過ごしやすく夏は港町でもあるため夕方に海風が入り、どの季節も台北よりも過ごしやすいのです。

食べ物も高雄を含む南部の方が台北よりも美味しくグルメ旅行の名に相応しいのが高雄なので、これも食いだおれの町大阪に共通しているかもしれません。

特に海鮮は港町だけあって多くの海鮮料理店があり、新鮮で美味しい魚介類を安価で食べることが出来るのです。

日本に比べはるかに物価の安い台湾ですが、そのなかでも他の都市に比べれば台北の物価は高いのですが高雄は第2の都市とはいえ、全く高くありません。

もちろん食費だけでなく観光には欠かせない宿泊費も安く同じ予算なら台北よりも満喫できるでしょう。

「台北にはない風景①」

高雄ではたまに歩道に犬のフンが落ちています。

それは大都会とは思えない光景なのですが首輪をした放し飼いの犬の他に野良犬も街中にいるからなのです。

特に野良犬は数匹が集まって行動しています。

公園では地面を掘ってねぐらにし、一匹が遠吠えをするとそれに従って移動したりしていて、その習性は狼のようです。

ただ、高雄に限らず台湾の犬はおとなしくほとんど吠えません。

人に慣れているせいか、人に近寄りも離れもせず自由に行動しているのです。

「台北にはない風景②」

高雄は台湾の他の都市に比べて車道歩道共に道幅が広く、これは日本の大阪というより札幌に雰囲気が似た街並みです。

中心部は特に南から北へ 心路、聖路、多路、維路、福路、合路、賢路、徳路、如路、全路、と数字を冠した名前の道路が東西方向に走っているため、街を散策するには分かりやすいのです。

ただ、札幌のようにそれらの道路規模は同一のものでなく、また正確に東西方向を連絡しているわけではないので、注意が必要かもしれません。

「台北にはない風景③」

高雄は海と夕日のコントラストの似合う街です。

台北でも淡水などに行くと綺麗な海と夕日を見ることが出来るのですが、なんといってもアジア有数の港町の高雄はその比ではありません。

高雄港は街の中心部からも近く、そこに注ぐ愛河の岸辺、高雄港と外洋との間の旗津、高雄一の高層ビル85、哈瑪星地区、打狗英国領事館などたくさんの観光名所からそれを眺めることができます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?