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物事を諦める力

世の中はトレードオフで満ちている。努力は報われるとは限らないのが現実だ。才能、生まれによる階級の存在も否定できないと思う。だからこそ、「戦略」が必要だ。
という内容(※勝手な要約です)の為末大さんの「諦める力」という本を読んだ。

積み重ねに価値を置きすぎていないかを日々意識して確認していないと、選択や条件設定をすることが疎かになってしまいがちだ。毎日100頑張る、という目標を立てると、その年、月、日、時間によって優先順位や戦略を立てることを怠りがちであり、私もそういう節がある。正直今でもそもそもどこで何をすれば勝ちなのか?自分の中で優先順位付けをやり切れていないと思う。
その事実に問題意識を持たないと、何となく世間のいう上はこっちだろうという方向を向いて頑張ってしまう。頑張っていると、その向きが間違っているとは思いたくないから、結果が出なくても頑張ってしまう。そうして結局本当に結果が出なくて行き詰まってしまう。これは誰にでも無意識に起こりうる。(経済学のサンクコストの話)
選択には当たり前だが、「時間は限られている」ということが鍵となる。
この本を読んでからは、頑張って、時間いっぱい頑張って、それでも時間がない時には、本当にそれが必要か?と問うことを続けたい。

自分の直感的に「諦める」とは、自分の中に残っているものを「ただ自覚する」ことという感覚がある。ただ直感的に自覚する。調子レベルが10しかない時は10をしっかりやる。これはただの結果論だが、武道をやっていた時この「ただ自覚する」が出来ていない時には調子レベルが100であっても絶対に負けた。(気がする)
10がダメで100が良いなんて事はなく、10なら上手に諦めて努力を続けながら狙い所を見極める戦略である程度戦えるし、100なら手抜きして50もやり過ぎて150でもない100の努力を続け、実力を出し続ける難しさがあるからだ。
調子のレベルは日々変動する。
気分や期待の感情、思い込みは積み重ねに伴って自分を縛る。それに打ち勝つ唯一の手段はただ自覚する(=諦める力)なのだと思う。


つまり、
①自分なりの優先順位を決める(年、月、日の戦略)
②全力でやる(集中する)
③ただ自覚する(離れる、手放す)
これを繰り返すことという結論に至った。(②③が出来るかが①を上手くする鍵)

ということで…
今年の戦略
①新しい挑戦を意識する
②いい状態でいるための土台作り
③できる限り人と会うこと

今月の戦略
焦って頑張りすぎないで、メリハリをつける

今日の戦略
25分×8セットくらいは頑張る
検定勉強、単語帳と面接対策は最低限やる

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