ギリギリ乗れなかったあなたへ

こんばんは。

今日、わたしが肯定したいのは

電車やバスの乗り場まであと数メートルというところで
無常にも出発されてしまい、遠くなる背中を見つめたあなた

です。

時間が迫っているものの、走れば何とか乗れる。
距離は少しあるけれど、次を待つよりはいいよな。

迷っている時間はないと第一歩を大きく踏み出し、
なりふり構わず乗り場へと急いだあなた。

信号が長く感じますよね。
すれ違う人々に罪はないと分かりつつも
ぶつかりそうになると少しだけ、
普段の優しいあなたではなくなった方もいたでしょう。

この荷物さえなければ、

いっそ裸足になって走れるなら、

何でこんな時に雪降ってるんだ、

せっかく髪の毛のセット上手くいったのに、


様々な悪条件があなたの行く手を阻みます。

そして、近づいていたはずの背中は
どんどん遠くなってしまった。

でも、あなたは乗り場まで走り抜きました。

乗れなかったとしても、あなたは微かな望みを胸に
最後まで走り抜きました。

そんなあなたを、心から労いたいと思います。

重かったですね、
喉はカラカラ、
足も悲鳴を上げていることでしょう。

お疲れ様でした。

あなたは次の便を待つまでの間に
きっと呼吸と心を整えて
優しいあなたに戻れます。

余裕を取り戻し、周りがよく見えるようになるでしょう。

早くから待っているものだから余裕で座れるかもしれません。

ギリギリに行動してしまうからこんな走る羽目に・・・
急いでたから忘れ物しちゃったよ・・・

自分にイライラしてしまうこともあるかもしれませんが

ゴールまで決して諦めなかったあなたを
今は褒めてあげてください。

明日は、あなたの全身全霊の走りが
どうか報われますように。

あたたかいお茶、よかったら、どうぞ。

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