普通の大学生がうつ病になった話⑦不眠症併発でディズニー行ったら事件だった
ゼミの発表終わった〜
なんか夜眠れないな〜
とりあえずオタ活一旦落ち着いた〜
周りは就活始めてる〜
私はやっぱ留学行きたい〜
でもお金ない〜
奨学金応募したけど無理だった〜
でも就活する気にはとてもなれない〜
詰んだ〜
ってなってた大学3年の5月。詳しくは前回記事参照。
行動したいけど、行動できない。
行動しても、思うようにいかない。
無力感で溢れてました。
そしてこのとき、いろいろ問題は山積みでしたが、一番の問題は、
寝付きが悪かったことです。
夜布団に入り、少しスマホを見たり本を読んだりして目を閉じる。
今までだったら、気づいたときには朝になっていて、起きるの嫌だな〜ってなってたのに。
目を閉じたら、思考が止まらないのです。
寝ろ!寝ろ!何も考えるな!無になれ!
と唱えて精神統一しようとしても寝れない。
羊が1匹、羊が2匹…
と数えてても、真っ昼間に目バキバキの状態で羊の数を数えているような感覚で、全く寝れない。
これは本当に不眠症になったことがある人しか分からないと思うのですが、
眠いんです。ものすごく眠いんです。でも、全く眠れないのです。
これ目閉じたら一瞬で寝れるわ!みたいな瞼が重くて目がカピカピした感じ?それがあるのに、眠れないんです。
瞼を閉じたまま、「眠いなあ、今すぐ寝たいなあ」と考えてます。
眠れなくなった最初の方は、なんだかんだ1,2時間くらい布団の中で耐えていれば眠れました。
でも、それが毎日続くようになり、次第に寝ようとしてから本当に眠りに付くまでの時間は長くなっていきました。
4時間くらい目を閉じたまま思考がグルグルしてることも普通にあり、
12時に目を閉じる→4時にやっと眠れる
なんてことは本当にザラにありました。
3時に眠れたらまだ良い方でした。
もちろん、寝る前にスマホを見ないようにしたり、
昼以降カフェイン取らないようにしたり、
お風呂に入る時間を考えたり、
めちゃめちゃ運動して身体を疲れさせたり、
米軍式の睡眠導入法をしてみたり…
本当に色々やりました。
あらゆる方法を調べ、全て試しました。
でも、全く効きませんでした…。
めちゃめちゃ運動した日なんて、超疲れてるのに全く眠れなくて、
足が重い………………………眠い……………寝させて………………って布団の中でずっと考えてしまい、最悪でした。
まーどうにもならないこと。
私は不眠症の中でも入眠障害だけでしたので、寝てる途中に何度も起きてしまって…ということはあまりなかったです。
だけど寝るのが遅いので早起きができなくなりました。
とはいっても授業は待ってくれないので、大学にはちゃんと行けるように頑張っていました。
起きてるけど寝てるような、常に眠いけど寝れないような…
例えるとオールして早朝に一眠りして真っ昼間に帰宅するときの、眠いのに太陽にカンカンに照らされてるような感じ?
毎日がそんな感じでした。もちろんオールは毎日強制で。
そんな日々が続いていた頃。
HSK試験(前回参照)の2日後の月曜日です。
大学の同じ学科のメンツでディズニー(after6)に行こうという話が出ていました。
企画してくれた人が個人的に誘ってくれて、行くことになっていました。
でも当日まで誰が来るのかよく分からず、ランドかシーかも決まっていませんでした。
当日まで、なんなら集合時間まで何も決めずに遊ぶ人が私の周りには多いです。私も含め。
ゼミ授業が終わり、ペアの男性(最近よく一緒に行動していた)と電車に乗る。
その人と別れ、京葉線に乗り換えるために電車を降りる。
駅のホームの遠くに誘ってくれた人と、その他何名かがいる。
実は、この遠くに見えた人たちの中に、同じゼミの人が数名いました。
プライベートでも何回か遊ぶくらいの仲ではあったのですが、
なぜか私たち大学ではほぼ話さないんです。
男女グループでよく遊びに行っているのですが、大学では男女それぞれ別れて固まっていました。
そんな不思議な仲ですが、
乗り換え途中に合流。
舞浜駅で全員集合。メンツを見る。
…多いな。
前々から、一応「〇〇が来るかも〜」「〇〇も誘った〜」という話は聞いていて、
え、もしや結構大人数でいくん?
って思ってました。
私は大人数、すごい苦手です。最高で5人です。
飲み会とか、人数多いと遠くまで話題が届かなくて虚しくなるし、
たくさんの人に気を使わなきゃいけないし。
でも誘ってくれたしディズニーも行きたかったし、当日まで何人かよく分かってなかったので、今回は参加することにしていました。
実際にメンツを見ると、ほぼ話したことない人も一緒でした。
確か全部で12人くらいだったと思います。
ノープラン、アフ6、ほぼ初対面の人いる
これでディズニーランドに行きました。
ほぼ初対面の人いるといっても、なんとなくいつも遊んでるような人が多かったので大丈夫だと思っていたのですが、恐らく私がだめでした。
ディズニーに来たのにも関わらず、
「きたーーー!!ディズニーー!!!!」
って心躍る感じはほんっとうに皆無で
なんかチケット買ってなんか入場した。
ごはん屋さんもうだいぶ閉まってる。
にしても大人数だ。
と、淡々としていました。
きっと、体力・気力が正常な普段の私であれば、この雰囲気だけでも楽しめたし、
メンツが何であれバンバン話しかけてたし、
たくさん話してもいたと思います。
だけど、今の私は異常。
寝てないし頭痛いし。
なのでなので、
基本だんまりでした。
誰かが遠くで面白いことを言っていても、耳を傾けず、真顔。
声のトーンも明るくない。
もはや笑顔を繕うことを諦めていました。というかできませんでした。
でも自分ではこの状態にもあまり気付いておらず、
友達も、大人数に埋もれて、私の笑顔の無さに気付いていなかったと思います。
ただ、一人だけ私の表情を見て一言。
「え、どしたん」「なにほんと笑」
あ、やべ、バレてたって思ったものの、
それに対する私のレスポンスは「haha...」でした。
だけど後から考えると、その人は私の変化に気付いて心配してくれてたんだなと思います。
なんてありがたい友達だったんだ。
私がそんな感じだったからか分かりませんが、
その日は周りもテンション上がるようなことはありませんでした。
私の好物、ディポトルタだけはめちゃめちゃ美味しかった記憶がある。
そして、「え、どしたん」って言われた記憶。
でもそれ以外の記憶は、ほぼありません。
ローテンションな12人の大学生inTokyoDisneyLand
閉園時間になり、夢の国を出る。
一応記念撮影しとく。
ローテンションなので、飲むか!って話にもならず、
各々の電車に乗り解散。
なんて日だ。
後々このディズニーに関しては、みんな口を揃えて「謎空間だった」と言います。
企画してくれた人は、
たくさん誘いすぎた。もう少し人数絞ればよかった。
って言ってましたが、
私には私のテンションの低さが原因に思えて仕方なりません。
だっていつもなら私から積極的に話したりもしていたはずなので…。
この日の話は私達の間で「伝説のディズニー」と呼ばれ、この話題は禁句のネタになっています。
コンサートだけでなく、ディズニーに行ってまでも全く楽しめなかった、むしろ疲れが溜まってしまったという事実は、私にいくらかの衝撃を与えました。
11人の知り合いがいる中で、自分の変化を再認識するきっかけとなりました。
ここらへんの時期が、自分の中ではピークでキツかった時期かもしれないです。
眠れない日々は続きます。
これから私はどうなっていくのだろうか。
続く
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