挑戦しないともったいない!チャレンジングな社員にインタビューしました~機内ウエディング企画 誕生秘話~
新型コロナウイルスの影響で、日を追うごとにお客様の姿が空港から消え、羽田空港には多くの飛行機が駐機したままとなっていました。「このまま、ただお客様が戻ってくるのを待っているだけでいいのか?」昨年夏に行われた、ANAグループ社員の新規プロジェクトを募るアイデアコンテスト「あきんど魂コンテスト」の社内公募に、その飛行機を活用できないか、と「機内ウェディング企画」を提案した芳賀一樹さん。応募数約1,600件の中から今回実現が決まりました。
芳賀さんはANACX推進室レベニューマネジメント部に所属。普段は主に国際線運賃の精算レートを決める業務を行っています。
なぜ、結婚式なのかーー。
きっかけは、コロナ禍で結婚式を挙げたくても挙げられないカップルが国内で約20万組もいるとニュースで耳にしたこと。
「一生に一度の結婚式を、コロナの影響で我慢しないといけないのか……」との思いが強くなり、この企画の実現に動き出したとのことです。
準備や調整に駆け抜けた怒涛の2週間
3月末から本格的に始動。普段の業務を行う傍ら平行して「機内ウェディング」の準備を進めました。
今回、コロナ禍で使用していなかった、羽田空港第2ターミナルの国際線エリアや、到着ラウンジを使用することとなったため、空港事務所や関係各署などとも調整を行いました。特に保安関連の調整はかなりの時間を費やすことになりましたが、度重なる打ち合わせを行い、「どうしたら、安心・安全で、かつ新郎新婦の一生の思い出に残るような結婚式が実現できるか」を議論する中で、さまざまな部署のスタッフとのチームワークを発揮し、一つ一つの課題を乗り越えていったそうです。
4月に募集を開始すると、なんと1週間で100件を超える問い合わせが!
その中から7組の結婚式が実現しました。
ハセガワエスティとともに今だからこそ実現できる”特別な結婚式”を
とはいえ、結婚式の運営ははじめて尽くし。準備や当日の演出などは、ブライダル事業を手掛ける「株式会社ハセガワエスティ」にサポート頂きました。ANAグループスタッフの持つ熱い情熱と、ハセガワエスティ様のプロフェッショナルな運営の結晶が、今回の「機内ウェディング」の実現に繋がりました。
羽田空港第2ターミナル国際線出発ロビーでは、親族やご友人、ANAグループ社員が花道を演出
特別に作成したウェルカムボード
ANAオリジナルノンアルコールカクテル
機内では銀河照明の演出も
実際に機内ウェディングを挙げた新郎新婦からは、
「夢のような時間でした」
「機内での挙式も航空機を見上げての記念写真もすべてが一生の宝物です」
「涙が止まりませんでした」
との感想と、心からの喜びの声を頂戴し、まさに「感無量」だったそうです。
挑戦は続く
度重なる調整や難しい課題にも、悲観的に感じず、何でも前向きに挑戦する姿勢は学生時代アメリカに留学した経験が大きいとのこと。英語でのコミュニケーションの壁や、文化の違いなど、さまざまな困難を仲間と共に乗り越えた経験、相手をリスペクトする文化に感銘を受け育まれたそうです。
「困難な時も、一緒に取り組むメンバーを信じて「必ずできる!」と思うポジティブな性格なんです」と微笑む芳賀さん。「たとえ上手くいかなかったとしても必ず次につながる。挑戦することには、必ず意味があると思っています」と力強くモットーを教えてくれました。
今回も時間が短く、周りの皆さんからは、「結婚式だなんて飛行機の中は狭いし需要はあるのか?」「そもそも飛ばないし…いや~この価格では無理でしょ。こんな短期間で実現なんて無理!」と実現を心配する声もあがりましたが、「挑戦しないなんてもったいない!やれるところまで先ずはやってみよう!」とチーム一丸でどうしたら少しでも課題を減らせるかを全力で考えていました。
ハセガワエスティ社長の熱い性格も大変後押しになりました!!
機内ウェディングは期間限定の企画。しかし「今後も、七五三や誕生日などお客様の人生の節目となる日を飛行機とともに祝福できる場を創っていきたい、お客様がワクワクするような企画を検討していきたい」と芳賀さんは胸を張って語ってくれました。
結婚式に潜入した動画はこちら✨
▼日本語ver
https://youtu.be/XbJrw5vNZUQ
▼英語ver
https://youtu.be/6ytcMaCXzac
写真提供:株式会社ハセガワエスティ
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ANA GROUP STORIESは、ANAグループの「あんしん、あったか、あかるく元気!」な人、活動、商品、サービスなどを深堀りしてご紹介するコーナーです。担当者の想い、企画・開発の裏側、挑戦などに迫り、楽しくわかりやすくお届けします。