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先生はよく見られている

「先生、ファンデーションの色、変えましたか?」 

先日、英語ルームの掃除に来ている6年生女子に言われて驚きました。
その日は、めずらしく試供品のファンデーションを使った日で、自分でもちょっと変わったかな?と思いましたが、まぁ、誰も気が付かないでしょうと思っていたからです。お店の方が選んで下さったので、色が合わないということもなかったと思います。ファンデーションの色まで、見分けることができるなんで、すごい記憶力であると、絶賛すると同時に、教師は子どもからよく見られているのだと改めて感じました。

以前、1年生を担任した時も、児童が私が着る服を見るのを楽しみにしていてくれたらしく、「毎日子どもが先生のファッションを話してくれます。」と保護者の方が伝えてくれました。その子は男の子でしたが、今日はスカートだったよ。ワンピースだったよ。などと、お家で伝えてくれていたようです。

また、4年生を担任したときは、絵の得意な男の子が学級の様子の4コマ漫画を創作してくれていました。私の言ったことや表情などをよく観察し、特徴をとらえて、上手に描かれていました。

わたしは、今でこそ人前に出る仕事だからと、身なりや服装を整えて、仕事に行っています。しかし、働き出した頃は子育てや仕事に追われて、服装など意識せず過ごしていた時期がありました。

その頃、先輩の先生から、
「もう少しおしゃれしたらいいよ。そういうことにも時間を使ったらいい」と助言を受け、そして、ジャケットなど、仕事で使えそうな衣服を多数いただいたことがあります。

その頃、同じ職場にいらした音楽の先生はとてもおしゃれで華やかで、わたしも先述の子どものように、その先生のファッションを見るのを楽しみにしていました。その後、わたしもそんな先生になれるといいなと思い、できる範囲で身なりを整えるようになりました。

忙しく疲れている時もありますが、先生はよく見られているので、そんな時でも身なりを整えて、元気に過ごしたいなと思います。

大人になるって素敵だなと思ってもらえるように引き続き頑張ります。

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