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公立小学校の国際交流体験

「心に残る体験を子どもたちに」
今年の私の目標です。小学校の英語の時間の中で、子どもたちの心に残る体験を提供することで、子どもたちの心に学びの種を撒きたいと考えました。英語を使って、外国の人と交流すると楽しいな。そんな思いが芽生えることを願って、いくつかの実践を行ってきました。

そのうちの一つが、6年生のお手紙交流です。韓国の仁川の小学校6年生に、夏休みの思い出について伝えました。これまで学んできた表現を用いて、丁寧に書いていました。

以下に一例を挙げます。

Dear Friend in Korea.
Hello my name is ○○. Nice to meet you!
I’m in the sixth grade.
I’m a girl. My birthday is June 30th.
I like music. Do you like music?
In summer, I went to a camp in Shizuoka with my family. It was great! I enjoyed campfire. It was exciting!
I love Korea. I like kimpab. It’s delicious!
Do you like Japan?
I hope you like Japan!
Thank you for reading!
Have a nice day!

このように、お手紙を受け取る相手を意識した文章もみられました。

約120名の児童の手紙を添削する作業は時間がかかりましたが、子どもたち自身も粘り強く取り組めたのではないかと思います。また、児童の実態に応じて用紙を選択できるように、2種類のワークシートを用意しました。一つは、線と絵を描く枠だけが書かれている用紙。そしてもう一つは、基本型が書かれた用紙です。児童が自分でどちらかの用紙を選んで書きました。また、初めて英語で手紙を書く児童が多かったので、活動の最初に例文を提示しました。

仁川の英語の先生とお話ししたところ、日本だけでなく韓国の子どもたちの多くも、初めて英語でお手紙を書いたということでした。両国の子どもたちの心に残る体験になったらいいです。

英語学習は、教室での学びだけでは完結しません。真に英語を使う体験を公教育でも提供する。子どもたちの可能性を広げられるよう、できることから始めています。

仁川ヨンソン小学校から届いたお手紙と贈り物
手立て1 例文の提示
手立て2 基本型のワークシート

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