友達の英語の発表に感想を伝える
これまでは、6年生の授業で感想を伝える言い方を指導していましたが、今年度初めて5年生で実践してみました。
友達のスピーチを聞いた後に感想を伝える活動を設定すると、スピーチをより集中して聞くようになります。また、なんと言っているのかなと考えながら聞く粘り強さも養えます。もちろん表現や語彙の理解が深まります。
スピーチは、1人ずつ行い、それに対して感想を1人か2人伝えます。
最初は、これまで一緒に練習してきた発表者のペアの児童が、スピーチに感想を伝えるようにします。
予め内容を理解した感想を伝えることができ、心の準備もできます。慣れてきたら即興で感想を伝える機会も設けます。
次第に、自発的に感想を伝えようとする児童が現れるようになります。
このような段階を踏むことで、安心して英語で発言する場を創ることができます。
時々、教師も挙手をして感想を伝えます。さらに表現の幅を広げるためのモデルにもなります。
今回は、Who is your hero. の実践でした。
どんなことを話しているかと言うと、
このような内容になります。
子どもたちは、スピーチを聞きながら、内容を理解し、発表の良さを見つけて伝えます。質問があれば発表者に質問をします。質問ではなく、I likeなどを使って伝える児童もいます。
子どもたちは思考を働かせ、場面に応じて既習表現を活用して伝え合います。
先日の実践において、子どもたちは、次のように言葉を紡ぎました。
Thank you, 名前.
Your hero is cool!
Do you like snowboarding?
Yes, I do.
Oh, I see. Thank you.
英語でスピーチをし、感想を英語で伝える。これができるようになると、授業のほとんどが子どもたちの英語のやり取りで進みます。
感想を伝える場を繰り返し設けることで、思考を働かせ、主体的にやり取りする姿が育っていきます。
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