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「目的を達成することだけが人生じゃない」と親友が教えてくれた話
旦那さんの駐在についていく際に仕事を辞めた。
仕事はスキだったし、職場の人は本当に良い人達ばかりで楽しかった。
そんな中、仕事を辞めた。
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民間企業に勤めていたから、当たり前の話だけど、仕事で求められるものは明確でわかりやすい定量的な成果が主なものだ。数字で決まっている目的はとても分かりやすく、とても理解しやすい。毎日過ぎていく日々の中で、何も迷うことはない。深く考える必要もない。
数字を達成すること、達成するために諦めず、継続して、PDCAを回し続けること。ただそれだけでいい。
そうして、大学卒業してからの丸6年間、仕事でうまくいかないことがあっても逃げずに、ずっとそうやって自分を鼓舞して、日々を乗り越えてきた。
会社から決められた目標をポジティブに捉えて、毎日数字を追いかけるストレスと、達成したときの喜びを味わいながら過ごしてきた。
そんな日々を過ごしてきたから、、、
自分にとっての幸せって、自分にとっての人生の豊かさって。
そもそも自分の人生の目的って何なんだったんだろうって。
ふと走り続けてきた社会人生活からふと足を止めたときに感じた。
大学卒業してから人生に悩んで迷っていたときのように
社会人を経験しても、未だなお、私の人生の目的は決まっていない。
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これから日本を離れて、一時的に海外で過ごすことになった自分に友人はすごい勢いでこう言う。「さっきから話聞いてるけどさ、人生って目的を達成するためのものだけじゃないんだよ」って。「数字や安直なものだけにとらわれていると窮屈な人間に感じる」そのようなニュアンスのことも言ってくれた。
数字や定量的なものでは測れない幸せや、豊かさがそこにはある。
そう言われている気がして、ハッとした。
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年齢も30代が近づいてきて、今後の残りの人生を考えるようになった。
20代のように、がむしゃらに働いて、目的達成を目指し続ける人生だけにはもう戻れないことも分かっている。
可能性は無限大だけど、無限大ではないし、
時間はあるけれど、有限である。
自分中心で生きていた世界から、家族ができた今、自分の新しい幸せや充実感や、どんな人生にしたいのか、自分に問い続けていきたい。
今、旦那さんの駐在についてきて3日目。
人生の目的はまだ見えないけど、たしかなのは
一緒にごはんを食べて笑いあう何気ない瞬間がすごく幸せだと感じること。
さぁ、明日は何を作ろうか。
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