魂のブートキャンプDay1-3.
前回の続き。
1日目も後半に近づいたところで美徳カードを引くことに。
美徳カードとは52の美徳が書かれた教育プログラム用のカード(詳しく知りたい方はThe Virtues Projectでググってね)。
カードを引く前にMOTOKOさんが何らかの意図を放った上でカードが床に広げられ、私たち受講生は思い思いにそれを引き、引いた後にそのカードが何を意味しているのかを教えてもらうというものだった。
私の引いたカードは「整理整頓」。
はて? なんぞや?と思っているとMOTOKOさんから出た言葉は
「ご自身が一番深く向き合うテーマです」だった。
カードに書かれた言葉はこんな感じだった。
これを読んでも全く意味が分からなかった。
整理整頓は得意やけど……何? どーゆーこと?
私の他にも???と思ってる人がいたのかMOTOKOさんは
「ご自身の知っているもののひとつ深いところのことです」
と付け加えた。
その後、ぞれぞれが引いたカードについて受講生同士でペアを組みワークをしたけれど、それでもその時の私には「整理整頓」の本当の意味が分からなかった。
そして後日、アナトミー全日程が終了し、しばらく経った頃、改めてじっくり考えてみて出てきた解釈がこうだった。
◎私の理解する「整理整頓」とは…
人はそれぞれいるべき場所にいる。
例えそれが今の私から見て私にとって都合の良い場所でなかったとしても
それはその人の自由意志の元になされているものであり、私がどうこう関与するものではない。
これが秩序がとれている状態であり、場や人をコントロールしようという「我」を手放すとそこには、やすらぎと美がある。
我を手放し”あるがまま”の状態を受け入れた時、思いや考えが自由に流れていく。
心が乱れた時はそのままにしておかず、本当の意味での豊かさのために
自分の中に余白を作る。
整理整頓とは、ひとつの考えに捉われて同じところをぐるぐるまわる代わりに心に意識を向け5層にいる自分の目線で物事を見てみること(ぐるぐるしている時は3層だけの自分になっている)。
そして「私はここから何を学んでいるの?」と自分に問いかけ、そこから得た答えをもとに進んでいくこと。
そして最後の2行
私にとってここが最も重要で
私の目の前で起こるすべての出来事は、どんな事であっても魂を磨いて
成長するための出来事である。
そう信じて身を委ねられると心の中に調和という視点が生まれる。
◎全体を通してこのカードが教えてくれているのは
本当の「整理整頓」とは”あるがまま”にしておくこと
私は自分にとって不都合な出来事が起こった時、それを問題と捉え
すぐに解決しようと試みる。
そのまんまにしておくのがイヤで、セッションを受けてみたり、本を読んだり、友に相談してみたり…、どうにかして解決の糸口をみつけようと躍起になる。
きっちり片づけたい、額面通りの意味で言う「整理整頓」したいのだ。
でもこの美徳カードはそうじゃないよ、と言っている。
すべての人、モノはすでに完璧で
何の手を加える必要もないし、「解決」の必要もない。
起こっている出来事も「問題」でも何でもなく
コントロールする必要も片付けようとする必要もない。
”あるがまま”で完璧なのだ。
”あるがまま”にしておくこと=秩序がとれている状態。
つまりそれこそが「整理整頓」できているということ。
それを知りなさいよ、とこのカードは言っているのだ。
自分に対しても人に対してもコントロールを手放した状態が
カードの言うところの
「魂の中に秩序の静止点を発見することができる」
と言っているのではないだろうか。
何度も何度も考えて出てきた解釈がこれ。
今の私には正直「ムズカしいなぁ…」と思うけど
この今の私の”ありのままの状態”を
「今はそうなんやね。そのまんまでいいよ」と受け入れることが
美徳カードが教えてくれていることなんだと思う。
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