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〈書評〉DevRel エンジニアフレンドリーになるための3C

Dev〇〇という響きと本の色合いに惹かれて読んでみました。作者のマーケティング手法に乗せられただけな気はしますが、読んで損は無いだろうということで。

まとめです。

開発者は力を持っている

時代の変化の中心はテクノロジー。進化するテクノロジーと一番近くで格闘しているのが開発者。だから開発者にはパワーがある。企業は開発者と共創すべき。その考え方が開発者向け共創マーケティング「Developer Relations(DevRel)」。

DevRel成功のために

3C
・Code
ー技術情報やチュートリアル、サンプルソースコード
・Contents
ー魅力的なプロダクトやサービス、その情報提供
・Community
ーアイディア交換、交流し、主体的に学習する場

3Cを支援する役割
・Developer Advocate
ー技術的な支援
・Technical Evangelist
ープロダクト、サービス情報の発信

デベロッパージャーニーを描く

コミュニティ成長のフレームワーク

3つの原則
・コンテキストファースト
コミュニティに対する期待や関心を、参加者が理解し信頼できていること。そもそも何の集まりなのかというコンテキスト(文脈)を明確にする。ぼんやりと「ITに関するLTをする」では長続きしない。
・オフラインファースト
オフラインの場で情報交換を行い→オンラインで情報を拡散し→新たな人がオフラインの場に入ってくる。が成功しやすいスパイラル。
・アウトプットファースト
コミュニティでアウトプットが出るようにする。うまく機能すると、コミュニティが技術者にとって有用な情報を生産する場となる。

コミュニティ参加者の3レイヤー
・リーダー
ーサービスのファン、エバンジェリスト。アウトプットができる
・フォロワー
ーリーダのアウトプットに追随できる
・ワナビーズ
ーインプットメイン

2割のリーダ+フォロワーによる立ち上げ期が重要。無理に大規模イベントを開催せず、経験値を積んでいく。

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