ChatGPTの活用でインタビュー記事の作り方はどう変わる?
これから仕事でインタビュー記事を書くことが増えそうなので、今までのやり方を見直すことにした。特に変わったことはないんだけど、もっと効率的なやり方がないかということで棚卸しをすることに。
使うツールの違いはあれど、インタビュー記事を書く流れは一般的だと思う。今よりもさらに効率化するとするなら、「文字起こしを見ながら記事の骨格を作る」の部分。
ChatGPTや記事生成AIなどを使ってうまく効率化できないかなと思って調べていたところ、以下のポストを発見し、「これは使えそう!!!」と大興奮したので、実際に使ってみての感想を書いていこうと思う。
Claude(クロード)を使ってみた
色々見ていくと、ChatGPTよりも生成された文章が滑らかで記事作成に適したAIということが分かった。有料プランもあるが、とりあえず無料プランで様子を見てみることに。
以前取材した音源をダウンロードし、Claudeに読み込ませてみた。
・・・・
どうも僕の使い方が悪いのか、プランの問題なのか、プロンプトがいまいちなのか、記事の骨格はうまく作れなかった。残念無念。
(たぶんプランの問題。今の段階で有料プランに変更するには至らず。インタビュー記事の執筆が増えてきたら検討したい)
ということで、「この条件でお願いすると良いよ」と何かの記事に書いてあったプロンプトを参考に、いつも使っているChatGPTに読み込ませてみた。
結果はいかに・・・
悪くはないが、なんとも言えない結果になった。
インタビュー特有のリズムが生まれない問題
AIで記事の最適化だけを考えると(プロンプトを与えると)、インタビュー特有のリズム感や空気感が伝わりづらくなってしまう。この部分こそが、AIだけでは記事執筆が成り立たない理由の1つだと思う。
実際に書き上げた記事と見比べてみると、AIだけの文章とは臨場感が全然違うはず。(特にインタビュアーの相槌の部分)
インタビューイーの言葉はある程度AIで正確に文字起こしができる。一方、インタビュアーの言葉は文脈に応じて変えていかなければいけない。時には返答に合わせて変えることもあるし、取材中に発した言葉と少し変えて書き換えることもある。
「文脈に合わせた言葉選び」がライターの腕の見せ所だと信じているため、AIの出来上がりに違和感を抱いたのだと思う。
どこに注力するのか判断が求められる
録音から文字起こし、さらには記事校正などにはAIを使えば良いと思っている。タイトルだって一発で良い案が浮かばない時の方が多いし。そんな時にはAI(僕の場合はChatGPT)の力を借りる。
しかしながら、記事の構成を組み替えたりインタビューアーとインタビューイーの掛け合いを面白くするための工夫をしたりするのは自分の手でやるようにしたい。
効率化できることはとことん効率化した上で、人間の手を加えるべきところは全力で。注力すべきところに注力するからこそ、人の心を動かせる良い文章を書くことができるのではないか。
他のライターとの違いはどこで出すのか、自分なりにできることはどの部分なのか。記事執筆の手順を棚卸しすることで、便利なAIとどう向き合うべきかが少しずつ見えてきた。
生成AIの便利な使い方はまだまだ模索中。もっと効率化できる部分があるはずなので、うまく使いこなしていきたい。
さらなるおまけ
この記事のタイトルはChatGPTに「この文章に合うタイトル案を10個出してください」とお願いをして、出てきた案を参考にして作りました。うまく使いこなしたい。。。
今まで書いてきたインタビュー記事はこちら