【内臓治療】心臓マニュピレーションテクニック
皆さん おはようございます。
ALLアプローチ協会 代表の山口拓也です。
最近、見た記事で満足度の高い仕事ランキングで理学療法士が上位にきてました。
でも実際、満足度が高いと思っているPT,OTって少ないんですよね(笑)
結局は、人へどれだけ貢献できてるかで自分の幸せが決まるからこそ私たちが勉強しなきゃいけませんね。
今回のテーマは、「心臓マニュピレーションテクニック」について解説させて頂こうと思います。
今まで、私のメルマガやブログ記事やYouTubeにて心臓の調整方法について解説してきました。
さらに、難易度を上げてより効果のでる調整方法や調整すべき理由について解説させて頂こうと思います。
①心臓テクニックをやるべき理由
心臓を調整する理由を解説すれば山ほどあるので一つ一つ解説していこうと思います。
1つ目:DFL(ディープフロントライン)の調整(腰痛や首こり・肩こり)
まず、アナトミートレインとは筋膜の繋がり、張力を感じ合う筋膜ラインの事を指します。そして、様々な筋膜ラインがあるのですがその中のDFLという筋膜ラインが心臓と強く関連しています。
(DFLラインー中部ー)
・頸椎横突起
・後頭骨基底部
・椎前筋膜
・咽頭縫線
・斜角筋
・内側斜角筋筋膜
・心膜
・縦隔
・壁側胸膜
・横隔膜後部
・横隔膜脚
・腱中心
・腸腰筋
・恥骨筋
・腰方形筋
・前筋間中隔
・長内転筋
・短内転筋
・大腿骨粗線
・大腿骨内側上顆
・膝窩筋
・膝関節包
・脛骨、腓骨の上後部
・後脛骨筋
・長趾屈筋
・底側足根骨
・足趾底面
上記にDFLラインの中部を記載させていただきましたが、心臓は途中で含まれているのでDFL短縮傾向の人やDFLに問題がある人は心臓から筋膜ラインの歪みを引き起こしてしまうケースがあります。
特に心臓周囲の横隔膜や腸腰筋上部、斜角筋などの筋短縮も影響するので注意しましょう。
ちなみに脊柱管狭窄症なども関連が深いです↓
(ディープフロントラインについて↓)
2つ目:頸部・胸郭前面の過緊張を引き起こす
DFLの緊張を引き起こす+頸部、胸郭前面の緊張を引き起こします。
これは、内臓ー体性反射により内臓組織から体性組織(筋・血管・皮膚)の緊張を引き起こします。
そこで、よく緊張しやすい筋肉は
筋膜ライン(DFAL)・胸郭前面(鎖骨下筋・胸骨筋)・頸部(胸鎖乳突筋・僧帽筋・肩甲挙筋・咀嚼筋)などが緊張してしまいます。
そのため、心臓をやらずに筋膜リリースをしてもすぐに状態が戻ってしまう可能性があります。
(内臓体性反射について↓)
3つ目:全身の血流障害に影響する(自律神経症状・頭痛など)
心臓は全身に血流を送るポンプです。その心臓周囲の筋膜が緊張していたら全身に上手く血流を循環させることができません。
特に、末梢の足部は心臓から位置が遠いため心臓に異常があると足部や下肢への血流循環に問題が起きて足部のしびれや痛みに関連します。
臨床上で心臓調整をすると足部や手部のしびれ改善につながることが多いです。
4つ目:ストレスやメンタルに関与する
まず、精神面やメンタルの問題は様々な要因が関与します。
もちろん、思考や言動、人間関係などもありますが
他にも不良姿勢からくるメンタル低下、血流不足からくるメンタルの問題、電磁波の影響、組織の炎症、副腎(抗ストレスホルモン)の問題やエネルギーで言えばチャクラや経絡も関連します。
その中で心臓は、不良姿勢や血流の問題であったり
エネルギーの観点で言えばハートチャクラなので、愛情不足などとも関連して行きます。
ヒーリングの世界では、心臓に手を当ててメンタル調整したりするので
精神的なアプローチにもつながります。
他にもやるべき理由は数多くありますが
代表的な上記4つを書かせていただきました。
②今までお伝えしてきた心臓調整テクニックについて
心臓テクニックの1つとしては、反射点の調整を過去お伝えしてきました。
【心臓の反射点一覧】
・頭蓋骨……蝶形骨
・左母指球中央
・上腕骨内側
・下肢の腓腹筋アキレス腱移行部
・体幹左第2肋骨中央
・胸椎1番
・頚椎(C1〜3)
以前のメルマガでもお伝えしましたが、上記が心臓の反射点です。
他にもオススメの心臓調整として、胸骨リリースがあります。
胸骨は複数の靭帯で心臓とつながりがあるので
胸骨リリースによって心臓の解放も行うことができます。
周波数やエネルギー調整、チャクラから心臓の調整などもありますが、
今回は省かせて頂きます・
③心臓の高度なテクニック
・冠状動脈上での筋膜リリース+大動脈弓・鎖骨下動脈リリース
まず、心臓に栄養を与えている冠状動脈があります。この血管に対してリリースをかけ心臓の調整をかけることができます。
結局は、心臓自体の血流に問題があるので血管の部位を解剖学的に把握して
リリースをかけることで通常の心臓調整より大きな効果を出すことができます。
さらに、心臓から出た動脈を流す血管自体の硬化や血管を骨格が圧迫しているケースがあるので大動脈弓や鎖骨下動脈の部位にアプローチすることでしっかり血流循環を流すことができます。
・心臓も細分化して評価し治療していく
心臓は、心室と心房で4つの部屋に分かれています。
その4つの部位のどこが一番問題があるか探しながら治療をするとより効果が高いです。
例えば、右心室は肺に血流を送るので肺に異常がある人は右心室〜肺動脈周囲にリリースをかけると効果的だったり
左心室は全身に血流を送るが、大動脈弓などが姿勢により圧迫されているのであれば、右心室と大動脈弓に対してリリースをかけたりなどします。
要は、体循環と肺循環のどちらに問題があるのか?動脈と静脈の循環が悪いのかを視診やOリングなどを用いて心臓リリースをかけて行きます。
詳しい話はYouTubeで解説しているのでぜひ見て頂けたらと思います。
まとめ
ぜひ心臓のテクニックの精度をあげて患者さんに貢献しましょう。
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最後まで見て頂き誠にありがとうございました。
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ALLアプローチ協会 代表 山口拓也
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