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ALKOTTOの仲間たちと歩く初めての宇治 #4 宇治茶カフェ

こんにちは、京都外国語大学1回生の田中萌々花です。今回は、11月下旬にALKOTTOのnote執筆チームで行った宇治散策のラスト!「vol.4 宇治茶カフェ」をお伝えします。

#1 茶そばと平等院鳳凰堂


#2 源氏物語ミュージアム


#3  「茶づなで宇治茶体験」編


宇治名物茶そばを食べ、秋晴れで紅葉の色付き始めた平等院を散策し、源氏物語ミュージアムで宇治の歴史に触れ、茶づなで素敵な宇治茶体験をして…。もうじゅうぶんに大満足の宇治散策なのだけれど、旅はまだまだ終わらない。やっぱり最後は、宇治といえばお馴染みの“宇治抹茶”。平等院表参道は、その空間が香り高い宇治茶の匂いに包まれるほど、宇治茶専門店や宇治抹茶を使用したお店が軒を連ねている。

餃子もたこ焼きも抹茶!

お茶や抹茶が大好きなわたしにとっては、この空気を持って帰りたい!!と思うほど幸せな空間。
ということで旅の締めは、宇治茶カフェ訪れることにした。わたしたちは、二班に分かれて出発。

まずはわたしたちの班が訪れた宇治茶カフェ「通圓」。宇治橋東詰に位置する通圓は、平安時代末の永暦元年(1672年)創業の茶屋の老舗である。

江戸時代の町家を感じさせる建築は、昔からの賑やかな人々の往来を感じさせる。かの有名な足利義政・豊臣秀吉・徳川家康もここでお茶を召し上がったとか。さらに通圓では、窓から美しい宇治川を眺めることができる。宇治川は淀川本流の中流部であり、透き通った綺麗な水の流れが美しい。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。これは方丈記の冒頭文。水の流れのように、人は歴史とともに入れ変わっていく。世の中のすべてのものは移り変わり、いつまでも同じものは無いという無常観を表した随筆だ。しかしわたしたちはいま、何百年も前の人々と同じように宇治川を眺めながら通圓でお茶を飲んでいる。自然の景色や昔からある老舗は、わたしたちが唯一過去と繋がれるものだと思うから、ずっと変わらずあってほしいなと思った。何十年、何百年後もこの平和な空間がありますように。

さて、お目当ての抹茶タイム。「お抹茶とお菓子のセット」や「抹茶ぜんざい」などさまざまなメニューがあるが、わたしは茶団子が上にのった「抹茶サンデー」をいただいた。

この茶団子がとっても美味しい!アイスクリームも抹茶ゼリーもとっても濃くて贅沢なパフェを、みんなで京都のおすすめスポットや魅力を語り合いながら食べる時間は、とても幸せな空間だった。なんともこの古い町屋のような雰囲気の店内が心地よく、時間を忘れてカフェタイムを楽しんでいた気がする。

通圓さんは以前ALKOTTOの別の記事でも紹介しているので。こちらもぜひ読んでみてほしい↓


そしてもうひとつの班が訪れたのは「茶願寿カフェ」。JR奈良線宇治駅より徒歩1分の所にある茶願寿カフェでは、有機宇治茶葉を使ったスイーツや、カフェメニューをいただくことができる。

店内手前はお土産屋さん、奥側がカフェスペースとなっていて、こだわりの食品を体験できる魅力的なカフェとなっている。玉露を使った出汁や調味調の体験もできるとか。そんな自然の素材を生かした素敵なお店では、少し変わった「ぜんざい茶漬け」をいただくことができる。


宇治のご当地グルメ“宇治茶漬け”のスイーツ部門であり、濃厚な抹茶カプチーノにつけながら食べる新感覚スイーツだ。栗入りの甘いあんことモナカはもちろん相性抜群で、さらに抹茶カプチーノつけて食べるとまろやかな甘さが口に広がる。モナカの中には大きなお餅が2つも入っており、ボリュームも満点だ。こちらも、ぜひとも足を運んでみてほしい。

じつは、わたしたちALKOTTOのメンバーの中には京都出身者はひとりもいない。つまり、京都の観光発信は、つねにわたしたちの新しい発見でもある。次はどんな京都を見に行こうかとまた楽しみを想いながら宇治橋を歩いていると、外はちょうど美しい夕暮れ時。

なんとなくわたしは、宇治は夕暮れが綺麗な街だなと思った。そんなわけで、たくさんの発見に出会えた宇治散策はあっという間の時間だった。いつかまた個人的にも訪れたいなと思った。そしてそのときはもしかしたら、宇治散策レポート第二弾もやってみてもいいかもしれない。

この先も、新しい京都を探しに今日もコトコト歩こっと。

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