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ALKOTTOの仲間たちと歩く初めての宇治 #1 「茶そばと平等院」編

こんにちは。京都外国語大学1回生の本間紗矢です。宇治散策で訪れた茶そば屋さんと平等院鳳凰堂についてお伝えしようと思います。

#1茶そばと平等院鳳凰堂

11月5日、この日は待ちに待ったALKOTTOのみんなとの宇治散策。わたしは宇治へ足を運ぶのが初めてだったこと、またALKOTTOの活動をいっしょに頑張っている仲間と訪れることができるということもあり、期待で胸を膨らませていた。
待ち合わせはJR宇治駅。南口に降りるとそこで大きな茶壺型の郵便ポストを発見。

宇治茶の老舗「堀井七茗園」のお茶壺がモデルになっているのだそうだ。とにかく目に映るもの全てが新鮮で、しかもお日様も出ていたこともあり、こころもぽかぽかしていた。全員が揃ったところで、早速わたしたちは宇治ならではのものを求めて歩き始めた。


京都府の南部に位置する宇治市。京都に憧れを持つ滋賀県出身のわたしからすれば「宇治」というワードにでさえわくわくしてしまう。宇治は寺社仏閣で有名であり、近畿の一級河川である宇治川が流れる。しかしながら、わたしが真っ先に思い浮かべるのは、やはり抹茶だ。これまでは和菓子と一緒にいただくお抹茶や、スイーツのイメージがあったが、それは宇治に立ち並ぶお店を見てすぐに上書きされることになる。

平等院参道を歩いていると、茶そば屋さんを見つけた。めん処 川文。ここでは茶そばだけでなく、うどん、丼もの、定食なども楽しめる。2階席もあり、見晴らしが良く、より川文さんのお食事を楽しめるのではないかと思う。平等院鳳凰堂に近いところに位置していて、宇治駅からのアクセスもしやすい。そのため、休日のお昼時は混雑すると思うが、この日はタイミング良く、並ばずにお店に入ることができた。わたしは茶そばのざるを注文し、どんなお蕎麦が食べられるのだろうかとそわそわしながらあたりを見渡した。窓から早足で歩いていく人たちが見える。店内はとても落ち着いていて、外が観光客で賑わっている平等院通りとは思えないほどだった。わたしが注文した茶そばは、抹茶色のお蕎麦に海苔が乗っている。つゆにつけて啜ると抹茶の香りがほのかに口の中に広がった。まだ宇治に来て1時間も経っていなかったにもかかわらず、早くも「宇治ってイイなあ」と感じていた。お茶が香る茶そば、わたしにとって忘れられない宇治の味になった。営業時間は10時〜16時まで。ランチでの利用はもちろん、たくさん歩いてホッと一息つきたい際にもぜひ足を運んでいただきたい。次に訪れたときは親子丼をいただこうかなと、わたしはもう想像をしてしまっているけれど。

ごちそうさまをして、店員さんにお礼を伝え、お店を出た。すぐそこには10世紀に建てられた平等院鳳凰堂があるという。お財布の中にある10円玉を取り出し、わたしは今からこれを実際にじぶんの目に映すことができるのか…と、見る前から感動してしまっていた。友人も、10円玉と一緒に撮ろう!とわかりやすくテンションが上がっていて、とても可愛かった。
秋の訪れを感じさせる11月上旬。宇治の自然を堪能しながら、平等院鳳凰堂に向かう。チケットを購入し、記念にみんなで写真を撮った。こんなふうに。

拝観券に載っている仏像はそれぞれ違ったのも楽しめるポイントだと感じた。わたしは修学旅行ってこんなだったなあと感じ、大学生になった今でもこの感情に包まれていることに心が暖かくなった。写真を見ると、その時と気温や匂い、感情までもが思い出されるから、わたしは記憶にも写真にも思い出を残すようにしている。

人の流れに乗って歩いていくと現れた、平等院鳳凰堂。平安時代、藤原頼通によって極楽浄土を再現したといわれる平等院は1000年近い歴史があり、長い時が経っても美しさが色褪せない。古都・京都の文化財として1994年には世界遺産に登録された。水面に映る平等院鳳凰堂はとても幻想的だった。

千年輝き続ける平等院の美のミュージアム、鳳翔館。平等院の敷地内にあるため、施設の大半が地下構造になっている。館内での撮影は禁止であるため、じぶんの目に焼き付けた。長い時を経ても現在にまで形を残していることに感動し、圧倒された。ほんとうにすごかったなあ。地下にある鳳翔館を出る階段を登っていくと、いわゆるグッズが売ってあるミュージアムショップに繋がっていた。平等院ならではのブックマーカー、集印帖、ポストカードなど数多くの商品があったが、わたしは雲中供養菩薩像のピンバッジに惹かれ、購入した。これを見るたびにわたしはこの日のことを思い出すだろう。この日は宇治のいろんな景色を見ることができ、心もお腹もとても満たされた。


わたしは京都に惹かれて京都の大学に来た。そしていまは京都の大学に通い、京都で暮らすようになってから、有名なものからローカルなものまで、さらに京都の魅力にたくさん気づくことができている気がする。あっという間に1年が過ぎようとしていて、焦っている自分も居るが、このような機会に恵まれていることがとても嬉しい。これからもALKOTTOの一員であることを誇りに思い、京都の魅力を感じ、発信していきたい。他のメンバーの宇治散策の投稿もぜひ楽しんで読んでほしい。

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