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まりあと京都をあるこっと

 京都外国語大学国際貢献学部グローバル観光学科1回生のまりあです。九州の熊本県から引っ越してきて、京都で一人暮らしをしています。

 わたしは音楽を聴きながら歩いて帰るのが好きで、どんなに遠くても帰りは歩いてしまいます。音楽を聴きながら歩くことで、学校からの帰り道も、ただの用事の移動でも、その場の風景を映画のワンシーンのように感じることができるのです。

 さて、わたしは京都で初めての夏、いつかは行ってみたいなと思っていた金閣寺に1人で初めて行って来ました。テレビで見たことのある風景に、「ああ、これが金閣寺か」と芸能人に会ったような気分になりました。

もちろん帰りは歩いて帰りました。

 スマホの地図案内で金閣寺から自宅までのルートを設定し、わたしは帰路につきました。やがて歩いて1時間くらいが経ったころ、「目的地に着いた」と地図の案内が終わりました。しかしわたしは見たこともない住宅街にいて、その目的地が家ではないことが分かりました。わたしは目的地の場所に自分の家ではないまったく知らない場所を入力していたのです。さらに、不運なことに途中で前が見えなくなるほどの激しい大雨が数分間降り、全身びしょ濡れになりました。それでも意地でも交通機関を使いたくなかったので、そこからまた1時間半かけて歩きました。この日の歩数は26,341歩で、この半年間で最高記録を叩き出しました。

 わたしが意地でも歩いて帰るのには理由があります。国内では九州と某夢の国以外訪れたことがない私にとって、京都はまったく未知の世界です。だから歩いているだけで観光をしている気分を味わうことができるのです。また京都全体が碁盤の目状で、どこに行くにも大体真っ直ぐな道を通るので、気持ち的に遠く感じにくいというのもあります。
 
 さらに京都の町には歴史の深い古民家やお寺があちこちにあります。京都は歴史が深いので、そういった古民家やお寺の横を通って、じっくり歴史を感じるのもまた楽しいです。

 歩いていたら不意に世界遺産を見かけるのも京都に住んでいることの魅力です。これからALKOTTOを通じて、町を歩いているだけで観光をしている気分にさせてくれる、そんな京都を伝えることができたらいいなと思います。もちろんその場にあった音楽を聴きながら歩くと、さらに楽しくなりますよ。

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