放課後等デイサービスの5領域を分析してアセスメントツールを作る「健康・生活」編①
こんにちは。
パパで福祉人の「まる」です。
アセスメントツールを作る計画「健康・生活」編を紡いでいきたいと思います。
放課後等デイサービスの健康・生活とは?
放課後等デイサービスを利用できるお子さんの年齢層は広いです。
6歳から18歳まで。
この12年の幅はとても大きく、45歳と52歳の12年とは密度が違います。
もっと言えば、0歳から6歳のこの6年はもっと密度が濃いと、わたくしは認識しています。
密度の濃さは別のページで語りたいと思います。
ではまず、国が考える放課後等デイサービスにおいての
「健康・生活」を確認していきましょう
引用した文章はR6年3月28日の「こども家庭審議会障害児支援部会」で出された、児童発達支援ガイドライン(素案)になります。
本記事を書いている時点で、完成版が子ども家庭庁より示されていませんので、こちらの素案をもとに検討を深めていきます。
健康状態の把握
健康状態を把握すると文字で表されたとき、具体的に支援者は何をすべきなのでしょうか?考察をしていきます。
①バイタルチェック
放課後等デイサービスでは感染症防止対策を各法人定めることとなりました。この事と、お子さんの安全を守るために放課後等デイサービス職員は以下のことを確認することが必要と考えられます。
体温
咳の有無
鼻水有無
のどの痛みの有無
倦怠感がある
この内容は、通所するたびに確認する基本的項目であり個別支援計画にはならないでしょう。
ただし
重度心身障害児・重度知的障害児など、自ら自身の体調について
言語、ないし非言語、本人なりの方法を用いて周囲の支援者に伝えられない児童の場合、きめ細やかな観察は支援上必須な項目になりえます。
とくに医療的ケア児童の場合、一般的なただの風邪から重篤化しやすい児童もいることを考えると、支援者が直接おこなう発達支援・訓練を実施する前に必ずやらなければならない事項となり、個別支援計画の優先順位は非常に高いものになるとみてもよいかと考えられます。
この項目で何をアセスメントするのか
自分自身の体調を伝えることができるか
言語で伝えられる
非言語を含む独自の方法で伝えることができる
特定のツールを用いることで伝えることができる
介助者が必要な項目に沿って確認することが必要になる
このアセスメント項目で、お子さんの状態が「4」であった場合、具体的な支援計画として
検温をするとか、ボディーチェックをいつするとか、
保護者と連携を図り体調を把握するとか、
お子さんの状態から必要に応じて家族に伝達し降所確認をするとか、
事前に家族と話し合ってどのような状態にあった場合こうする、などの
計画を立てることがよいと考えます。
そして言語で伝えられるを阻害する因子が
前述では、重度知的などを想定しているようなことを記載しておりますが、
そのほかにも、
選択性かん黙(ICD-10 F94.0)
性格特性上正しく伝えない
身体的機能障害
などの可能性も十分に考慮した記録を残す必要もあります。
最後に
今回の①はここまで。
今後②、③と続けて考えをまとめて行きます。
noteにはコメント機能があったかどうかまだ把握できていませんが、いずれは色々な方の意見も参考にしてアセスメントシートを作り上げたいなと、思っています。(╹◡╹)