凸凹っ子の自律を促すコツは、「ママが趣味を持つこと」
<投稿:2024/8/2>
<改訂:2024/8/2>
これまで、
凸凹さん子育てママの「親の会」を自宅で毎月開催してきたり、
お母さん向けのオンラインサロン、個人セッション等を行って来たり、
発達障害者の就労支援で保護者様とも面談(3ヶ月ごと)してきた中で、
僕はあることに気付きました。
発達障害の生きづらさが酷い人の多くが、
「母親が趣味を持っていない」ことに。
(発達障害者のすべてが生きづらいわけではないんです。)
趣味を持っていないお母さんは、「人生はつまらないもの」という思い込みを抱きしめています。
その母親の思い込みにお子さんの身体&心がシンクロして、
生まれつきの「不器用さ」を更に悪化させていることが少なくありません。
(このパターンに本当にたくさん出会ってきました。)
「子離れ」できていないお母さんは、
あたかも「へその緒」がお子さんと「Wi-Fi」でつながっているかのように「同期」しています。
でも、
お母さんが趣味を持って「自分の人生」を生き始めると、
「Wi-Fi」が切れて、お子さんが「親離れ」していくんです。
(凸凹お子さん4人がまとめて生きやすくなったケースもありました。)
「うちの子、いつまでたっても甘えてばかり!自立してくれない!」というケースは、
お母さんが無趣味で、
無意識のうちに、仕方なく、「子どもを構う」のが生きがいになってしまっているケースが多々です。
(ただ、就労支援ではお母さんへの直接支援ができないので、ご本人への過干渉を何とかして緩和するくらいしかできません。心苦しいところです。)
だから、
お母さん、ぜひ趣味を持ってください。
例えば、
◎昔やっていたことを、もういちど取り組む。
(部活やサークル活動でやっていたこと、止めてしまった趣味)
◎カフェ、食事・お酒
◎スポーツ
◎造る系(料理、アクセサリー、編み物、ジグソーパズル、絵画、動画制作など)
◎楽器演奏
◎アイドルのライブ追っかけ
◎読書(漫画ももちろん可)
ただし、動画視聴とゲームには注意してください。
依存性があって、無目的にダラダラと時間を浪費しているだけのケースが非常に多く見られます。
(お母さんがこのケースだと、お子さんもこうなることが多いのです。)
でも、目的意識を持って能動的に取り組むなら、ゲームや動画も立派な「趣味」になります。
◎ゲーム大会で勝つ
◎ゲーム実況を配信する
◎動画視聴者から動画投稿者になる
(収益化なんか目指さなくても、自分のペースでOK。匿名でもOKです。)
「人生は苦行」ではなく、「人生は楽しむもの」という生き方。
そんな生き様を、お母さん自身が背中で凸凹お子さんに語ってあげてください。
お子さんはきっと、発達障害があるなりに「発達」(成長)していき、
「自分ならでは」のやり方で人生の波をサーフィンのように乗り越えていくでしょう。
母子それぞれに、「趣味」で各々の人生を楽しんでくださいね。
僕も、妻の趣味(釣り等)を応援しています!
僕自身も30年以上続けているエレキギターを、これからも楽しんでいきます!
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保護者の中でも特に「ママ・お母さん」に着目しています。母親は生命の発祥であり、また今の日本は母親にとても冷たい社会だからです。しかし、もちろん父親、祖父母、親戚、血のつながりのない保護者の方々のことも大切に思い、お役に立てるようこのブログをお送りしています。
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