【ALIVEとわたし】だーやさん(矢田寿範さん)
●ALIVEが終わって1ヵ月たって考えていること
ALIVEの3ヵ月を振り返ると、ここ数年で一番成長した3ヵ月間だったと思います。ALIVEを通じて私は自身の『弱み』を明確に認識する事ができ、今後のやるべき目標を持つことが出来ました。
ALIVEへの参加を決めた時の私は、現在の会社に入社し15年が経ち仕事も覚え立場は中間管理職となり安定していましたが、どこかで「自身の成長が止まっているのでは?このままで本当に大丈夫なのか?」と漠然的な不安を抱えていました。仕事を必死で頑張っても、その不安を拭う事はできませんでした。
そんな時、社内メールにALIVEの募集メールが届き、現状を変えるきっかけになればと思い参加を希望しました。参加を希望した時には「異業種との関わりの中で何か刺激を貰えれば良いな」というぐらいの軽い気持ちでした。しかし、セッション毎に行われるチームメンバーからのフィードバックは刺激的で大きな影響を私に与えてくれました。
私はいつからか中間管理職という立場の中で、リーダーシップとは『部下を成長させ成果を出す事が自身の役割だ!』と決めつけていました。ALIVEの中でも自分なりのリーダーシップを発揮する為に、メンバーの意見を引き出し深める様なファシリテーションを心掛けていました。しかし、メンバーから、「もっと意見を聞かせて欲しい」、「意見を言うのを我慢してませんか?」というフィードバックを受けてしまいました。意見を我慢していた意識が私には無かった為、青天の霹靂でした。私は仕事の中で人の力を引き出す事ばかりを考えていた為、自身の意見を言う事が苦手になっていたのだと気づかされました。思い返すと社内での360度フィードバックでも、部下から「何を考えているか分かりづらい」という意見を貰っていた事を思い出しました。リーダーシップには、『人を活かす力』以外に『自身の考え、何がしたいか!』を発信する力も必要なのだと気づかされました。
ALIVE後、私は『自身の意見・やりたい事を明確に発信し、実行する事』を目標としています。意見を発信する中で、新たにやりたい事が生まれ、日々前進している事を実感しています!
3ヵ月間は正直大変でしたが、ALIVEを通じて一つの壁を超える事が出来たと考えています!また、ALIVEを通じて同じ目標に向けて活動を続ける中でチームメンバーとは互いを知り、認め合う関係になっていたと感じています。そんな仲間からのフィードバックだったからこそ自身の弱さを素直に受け入れられる事が出来たという事も大きな要素だと考えています。
●一番印象に残っているシーン。
一番印象に残っているのはセッション3のリフレクションです。
セッション2までは順調にプロジェクトを進める事が出来ていました。しかし、セッション3の答申先へのプレゼンに向けて意見をまとめる段階で、私は意見が発散してしまいまとめる方法がわからず、ミーティングの最中に意見を言う事が出来なくなってしまいました。メンバーの能力を発揮させたいが、まとめる手法が分からず思考が停止してしまい身動きがとれない自分がいました。この時期は本当にメンバーに迷惑を掛けたと思っています。当時、私は「このまま自分のALIVEは終わってしまうのかなぁ」とまで考え込んでいました。
そんな状態のままセッション3のプレゼンを終え、リフレクションを迎えました。その際に、自身の抱えていたモヤモヤを伝えるか悩みましたが、正直にメンバーへ思いを打ち明けました。そうすると、メンバーもチームがまとまっていないと感じていた事を共有する事ができました。そして、解決策として、チームルールを決め、必ず実行する事を目標としました。その目標は、『ミーティングのアジェンダを作る、プロジェクトのマイルストーンを置く、ミーティングの議事録を作る、意思決定は重み付けにより行う、ワクワクを忘れない!』など仕事では当たり前で小さな事でした。しかし、セッション4に向けてチームルールを実行しながら進めていく中でチームがまとまりながら進む事が出来た事を体感しました。
セッション3のリフレクションは、私にとっては意を決して意見を伝える事が出来た場であり、チームにとってはその後のチーム運営を決めるターニングポイントなったと思っています。
チームが良い状態で目標に向かっていくにはメンバーの力に任せるだけでなく、チームルールなど施策を実施していく事が有効になる事を体験出来た事が大きな学びとなりました。
●世界観がかわった??
世界観が変わったんです!
今回初めて、NPO法人について深く理解する事ができました。非営利団体としてビジョン達成を最優先しながら活動を続けていく事の難しさ、ビジョン達成の為に真剣に向き合っている方々の存在を知る事が出来た事は、私の人生に大切な経験となりました。
私が大きな影響を受けた事はManma代表のみそらさんがプレゼンの際に流した涙を見た事です。みそらさんがどれだけ本気でmanmaの活動に向き合っているのか、NPOの一経営者として大きな物を背負っているのかを、みそらさんの涙から理解しました。私はそんなみそらさんに感銘を受けました。
今まで社会問題を自分事として真剣に考えた事はありませんでしたが、プロジェクトを通じて社会貢献する事が特別なものでなく、自身にも出来る事であり、やるべき事だと考える様になりました。その後、私は以前から関心のあった、地域環境保全のNPO法人に参加する事を決めました。また、自身のビジョンを考え直し、現在の会社で自身のビジョン達成に最も近い部署への異動希望まで出してしまいました。変わり過ぎて怖いくらいです(笑)
自身の成長、やりたい事について何年も悩んできた事がひとまずすっきりしまし。また、悩む時期を来ると思いますが、前進あるのみと思っています!
●改めてALIVEを振り返って
単純に参加してよかった。自分のターニングポイントになりました。
ここまで大きな影響を受ける事が出来たのは、一生懸命プロジェクトに参加出来たからだと思っています。そして、私が一生懸命になれたのは、能力が高く意慾のあるメンバーの存在が大きかったと思います。社外の環境の違うメンバーの方々は意慾があり、私のもっていない経験・スキルをもっていました。プロジェクトが進むにつれて自身の能力の低さを日々実感していき、会社では感じる事の出来ない『焦り』を感じる事が出来た事が良かったです。皆さんを一生懸命追いかけていた感じです(笑)
ALIVEに参加される方は皆さん素敵な方が多く、真剣に頑張る事が許される素敵な環境でした!ありがとうございました!