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【ALIVEとわたし】小野 康佑さん(おのっち)

■ALIVEでの経験
 一言でいうと、自分の「人生のターニングポイント」になった経験だなと心底思っています。少し言い方を変えれば、「3年以上経ったのに、未だに忘れたくても忘れようがないくらい強烈な経験」とも言えます(笑)

 最初は「なんか面白そうな異業種交流研修の案内が来たので申込んでみよっかな」くらいの気軽な気持ちで申し込みました。いざ集まってみると本当に色んな会社の色んな年代・性別の人が集まっていてとても緊張していました。未だに同じグループ5人で探り探りの状況でお昼に食べたカレー屋さんまで覚えています(チームのみんな覚えてる?笑)

 私のテーマは「エル・システマジャパン」という子供たちに音楽の素晴らしさを伝える中でもっと地域(場所:長野県駒ケ根市)に広めていくにはどうしたらいいのかというとても難しく今までのビジネス経験がほぼ通用しなそうなテーマで不安でいっぱいでした。中学校の音楽の成績表が「2/5)」の自分はこりゃー厳しいな..と思いながら3か月の取り組み始めました。

■経験で印象に残っていること
 特に印象深い経験は2つあります。
 一点目は、私が前日に駒ケ根市のフィールドワークのカリキュラムに前日入りしたことです(前日は研修過程外のため、有休を使って交通費や宿泊費は自腹)。しかも大型台風でバスも電車も動かず途中何度も足止めを食らいながら7時間かけて到着したので体力的にはきつかったですね(笑)おかげで、他のチームと比べても市役所や地域の方の声を拾うことができたためその後の提案に厚みとスピード感をもたらせました。

 二点目は、最終プレゼンでの経験です。連日深夜まで議論や資料に修正に修正に修正に修正を重ね(笑)万全の準備を行い、当日も朝早く集まりプレゼン練習を行っていました。自分たちとしては120点の出来で自信満々でプレゼンを行い他のチームのプレゼンを聞きながら「あ、自分たちが取ったな(採択)」と思っていました。緊張の結果発表。なんと結果は2位。本当に悔しかったですが先方の代表から「大変まとまっていて素晴らしい提案だったが、我々だけで本当にやり切れるのか不安が残る内容だった」というコメントが結果よりも印象に残っています。


■そこからの気づきや学び
 一つ目の経験からは、自分としては「フィールドワークの時間あんまないから前入りするか」ぐらいの気持ちで行ったのですが事務局や周りのメンバーからは「いやいや、普通は行かないよ!」と口々に言われました。社内でもお客さんでもない忖度のない評価から、そこで自分の「行動力」や「既存の枠に囚われない思考力」は、相対的に高い(強み)のかもしれないと気付くきかっけになりました。

 二つ目の経験からは、自分たちは他のチームに勝とうとするあまり、本当に大事なこと=『採択先が一人称で、駒ケ根の子供たちに音楽を広める未来をつくる』ということをどこかで忘れてしまっていたと気付かされ、傲慢だった自分をとても恥じました。その後自分の仕事でも、お客様への提案や行動が「誰のなんのためのものか」ということを常に意識することが出来るようになってきました。


■私にとってのALIVEとは

 「全ての社会人に受けてほしい研修」です。その後も縁あって後のALIVEのパネルディスカッションに呼んでいただいたり、サポーター(チームに密着してサポート、FBする役目)をしたり貴重な経験をさせてもらっています。特にサポーターでは自信に欠けていた「傾聴力」を養うことができ、とても自分にとって糧になっています。

 またこの経験から業務でも継続的な成果につながり、社長表彰を獲得したり新たに発足された新規事業開発室の発足メンバーに抜擢(現職)される等仕事にもとてもいい影響が出ました。

 「公私ともに一生繋がり続けたい大切な仲間」と「その仲間からもらえた一生モノのフィードバック(GOOD&MOTTO)」を胸にこれからもアライバーのみんなで新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。


長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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