見出し画像

【ALIVEとわたし】高橋 李奈さん(りなさん)

●ALIVEでの3ヵ月はいかがでしたか?


 これからMealinkを続けるにあたっての推進力を貰えた。
 私たちの想いや将来のビジョンを、メンバー以外の方にここまで話す機会は無かった。この期間を通して、参加者の皆さんが改めて私たちがやりたいことを言語化してくれた。
 あらためて考えると、私たちは当事者で、客観的に活動が見えていなかった。私たちのやりたいこと、大切にしている想い、課題が鮮明になった。
 
 ALIVEのプログラムを通してみなさんが活動に共感してくださったことが本当にうれしかった。ALIVEが終わっても、「私の出来ることがあればやりたい」と言ってくれる人がいたり、大げさかもしれないが、私たちの活動に価値を感じてくれて、共感してくれたことがありがたかった。
 
 Mealinkメンバーが課題を解決したいと願い行動しても、課題と認識されなかったという経験もある。企業の方々と話していても、「それって必要なの?」と問われることもある。しかし今回は違った。企業の人たちが、私たちの活動に共感し、それが目に見えて分かる。
それがとても心強く感じ、自分たちの活動が肯定されたように感じた
 
 そもそも、ALIVEが始まる前は、参加者のみなさんに共感・肯定してもらえるかは不安だった。
「食べるものあるし、今は何も困っていない。」
そう言われて終わってしまうのではないかと不安だった。
 
 セッションが進むにあたり、私たちの活動に共感いただいていると感じることが多くなった。Session3のプレゼンで発表者が、現代における食の課題を話しているときは、「これまでの一緒に活動をしてきた訳ではないのに、なぜ分かるのだろう、すごいなぁ・・」と不思議な感覚だった。

 全てのセッションが終わった後の交流会では、参加者から「自分の食に関する行動が変わってきている。コンビニで食べを買うときに商品表示をみるようになりました」という声を聞くことができた。
活動に共感してくれたからこそ、行動が変わったのではないかと感動した。
 


Mealinkの活動への共感や参加者の変化を感じて、りなさんにはどんな変化がありましたか?


 参加者の皆さんが、私たちの活動の必要性を肯定してくれた。その想いを裏切りたくないと強く思った。より一層、この活動を頑張ろうと、責任感とエンジンをもらった。
 
 Mealinkメンバーと「ALIVEでのご縁を大事にしたい」と何度も話している。既存のメンバーは短い人でも3年以上の付き合いになっている。
このため、新しいアイディアや、企業の視点、子育ての視点がとても貴重だと感じる。今後もご意見をいただける関係でありたいと思っている。
 
 今回、子育てという視点からの提案もいただいた。
いままでにも、子育て世代のアプローチが必要だという話は度々あったが、メンバー全員が子育ての経験がなく消極的だった。
 そんな中、私たちの理念や大切にしたい想いを分かってくれた方が子育て世代へのアプローチを提案してくれた。私たちは子育てを経験したことがないが、困ったときには参加者の皆さんに頼り、相談ができるのではないか。と考えがよぎった。相談できるのが1人や2人ではない。この企画にチャレンジしてみようと感じた。
 

印象的だったシーンは?


 Session3でお招きした他の分野の社会課題に挑んでいる団体の方の話を聞くセッション。企業とは違う、社会課題を解決する活動への関わり方は参加者の方にはきっと不思議だと感じることも多かったと思う。
 実際に参加者から、「お金をもらっているわけでないのに、なんでがんばれるの?」という問もあった。
「自分の原体験をばねに頑張っている人」や、「周りはダメだったけど自分はそれでもやる」という話を他の団体の方もお話されていて、参加者のみなさんの雰囲気が変わったように感じた。
 
またSession3ではリアルで参加した方と一緒にランチをとり、お互いの話ができたのも楽しかった。話の内容は子育て、転勤、普段の食事、休みの日の過ごし方等、たわいもない話。参加者の皆さんの普段の働き方や暮らし方を感じられてその人の背景が分かった。
仲間意識が醸成され、心理的にも物理的にも近い存在になっていた。
 
とある参加者と1対1でzoom会議をした。
私たちの予算について包み隠さず話しているうちに、悔しいし悲しいという想いが込み上げ、「力不足で情けない」吐露していた
その参加者の方は、「ぜんぜん情けなくないですよ、やっていることは間違っていないし、こんな素敵なことはないですよ。」と心から言ってくれた。心強く感じ、大粒の涙が出たので急いでビデオオフにしていた。
「私たちのやっていることはあっているよ。間違っていないよ」と言ってもらえたことが嬉しかった。


 
 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?