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自宅で出来る!介護テクニック(移動、移乗編)

こんばんは、アリです。た


今回は以前書かせてもらった起き上がり介助の続きになります。


拙い文章での説明になりますが最後までお付き合いして貰えれば幸いです。


前回はベッドに座るまでの手順でしたね、そこから立ち上がったり、車椅子に移乗する時の手順になります。


そうそう、ベッドに寝ていたという事は着替えなくてはいけませんね。


ここでは仮に半身不随の方の介助法をお伝えします、寝たきりの方の場合はやり方がまた違って来るので...

まず、介護用語で「脱健着患(だっけんちゃっかん)」という言葉があります。

これは服を脱ぐ時は健側(動く方)、着る時は患側(動かない方)という基本的な手順です。


介護には自立介助という原則があるので、なるべく健側を動かしてもらう必要があります。

動かさないと身体はすぐに弱ってしまうので、介助する側は「出来ない事を手伝う」という事を頭に置いてください。


さて、服を脱ぐ時の介助ですが。

まず介助側はボタンを外してあげます(自分で出来る方にはやってもらう)

そして健側の腕を曲げてもらうなどして脱がせてあげます。

患側の方は健側の手が動くので脱ぐ事が可能なはずです。


ズボンの方はまずおしりの下くらいまで下げであげて、動く範囲でおしりをあげてもらって膝までズボンを下げます。

そして健側の足を上げてもらって脱がせる、患側の足は介助側が上げて脱がせてあげます。


着る時は今言った手順をほぼ逆にして貰えればいいと思います。


ズボンに関しては立ち上がった時に上まで上げるので膝まで履いてもらえば大丈夫です。


さて、いよいよ立ち上がりの方法ですが。


まず、健側の手でベッド柵等を掴んでもらいます。

患側の腕は介助側が胸の前くらいまで曲げて固定してあげます(片手で)

空いた方の手で背中あたりを支えます。


ここからが重要、健側の膝を少し曲げてもらいます、患側の膝は介助側が曲げてあげて片脚で固定します。

膝を曲げて前傾姿勢にならないと人間は立ち上がれないのでそれを手伝うという事ですね。


掛け声をかけてあげて(せーのとか1.2.3とか)背中を支えた方で身体を前に、膝が崩れないようにしっかりと脚で支えてあげた状態で一緒に立ち上がってもらいます(この時にズボンを上まで上げる)


立ち上がったら、杖等をついて歩ける方はそのまま一緒に歩いてもらう。

車椅子に乗る場合は、あらかじめ近くまで車椅子を寄せておいて、健側の方に一緒に90°回転して、膝近くまで車椅子をさらに寄せてゆっくり座ってもらいます。


これで移動、移乗は完了となります。



どうでしょうか?

伝わらなかった部分や足りない所があればコメントで教えていただければ、お答えや加筆等しますのでよろしくお願いしますm(_ _)m


それでは、また。


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