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ハーフのつらさ

日本生まれの白人とのハーフとして一番つらいのは、どちらの国にも受け入れられることがないこと。特に私は日本の家族に育てられて、イタリア人の父とは面識なし。
なので私は完全に日本生まれ日本育ち、関西弁聞くと落ち着くし、歌謡曲聴くと血が騒ぐし、和食を食べると五臓六腑に染みわたる。


でも、外食すれば英語のメニューを渡され、初対面の人には国籍を聞かれる。幼いころからの事なのでもう慣れっこだけど、いつになったら自分が帰属感を持っている人達に受け入れてもらえるんだろうかとげんなりしちゃう。
その上海外に行けば行ったで、日本人らしくないと面と向かって言われるし、私の中にはイタリア人らしさもあるわけではない。私はイタリア語が喋れないので、向こうの家族と深いレベルでの絆は感じる事が出来ない。
ハーフ生みたいから白人と結婚したいとか言う人多いけど、ハーフとして日本で生きるのはまじで楽なもんじゃない。
今ではだいぶハーフの子もたくさんいるけど、まだまだ私達はひどい偏見の中で生きている。


私が特によく受ける勘違いは
・ハーフだから英語出来る→幼いころから勉強した私の努力の賜物
・ハーフだから外国人とデートする→日本人男性には子供の頃バカにされ否定され続けたから
・ハーフだから考え方が違う、国際的→偏見の中で生きてきたがために視野が広く、色んな多様性に寛容でいたいため
海外に住もうが外人と結婚しようが、どこまで行っても私は日本人だし、それは不変なんだけど、日本はまじで多様性と寛容さを身につけないと優秀な人材の海外流出がすごいことになるぞ。
今の日本のこれから衰退していくしかない感じがちょっと怖い。

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