見出し画像

こんにちは。愛知県・豊橋市在住の編集者・ライターの岩下加奈です。

今朝起きたら、私の愛読本「nice things」が突然の発行中止、母体の出版社が倒産と驚きの記事を見まして。びっくりして飛び起きてしまいました。

1冊を丁寧に作っていて、今の時代にこのように丁寧に作る本って素晴らしいな。素敵な編集者さんやライターさん、カメラマンさんたちが一生懸命作っているんだなと、一読み手として毎回感動しっぱなしの本でした。

最近は「紙じゃなくてウエブだよ」「雑誌は読まない」という声が私の周りでとても多くて、その度に「紙もウエブもいいところがそれぞれあるんだよ!」「一目でわかりやすいのが雑誌の魅力なんだよ!」と声を大にして伝えてきていました。

しかし、このように大好きな雑誌がまた1つなくなっていくことに、同業者としても(あまりにもレベルが違いすぎるので、同じというくくりにするのは大変申し訳ないが)すごく悲しい・・・。

このまま、悲しくなってきてしまって本題が書けなくなるので、この続きは別の記事に書くとします。


さて、さて。毎回連載で続けております「チラシ・パンフレット作りの小さなコツ」。今回紹介するのは目を惹くチラシ作りの中でもメイン?!となる「文章・写真について」。

細かく分けていき、本日の記事は「文章・キャッチコピーの作り方」について私流の考えをお伝えしたいと思います。

目を惹くキャッチコピーを作るには?

画像1

講座やワークショップなどでも「キャッチコピーをどうやって作っていいかわからない」「いい感じにオシャレなキャッチコピーを作りたい」と質問を多くいただきます。

確かに、素敵なキャッチコピーをチラシにバーンと乗せて読み手の目を惹きつけたいですよね。とてもよくわかります!!

ただ、正直「かっこいいオシャレなキャッチコピー」って難しいんです!!!コピーライターさんという職業がいるので、もしかっこいいオシャレなという要望であれば、ぜひプロの方を入れて考えるのがいいでしょう(バッサリ)

ここでお伝えするのは、チラシやパンフレットのメインに添える文章(いわゆるキャッチコピーと言いますが、なんとなく文章の方が気兼ねしないかなと思いまして・・・笑)について。

考え方、やり方としてはこの3つ

1)ターゲットや目的などの交通整理をした上で、伝えたいことをまず箇条書きにしてみる

2)そこに読み手の悩みを解消、足を運ぶきっかけになるような言葉を付け加える

3)余計なものを削ぎ落とし、ある程度読みやすい言葉にしていく

簡単そうに見えて難しい?ですよね。キャッチコピーの作り方はさまざまですが、私はこのようにして文章を考えていきます。

例)ヨガレッスンスタジオ
入会金と1ヶ月目の月謝が無料をチラシでPRしたい時。

[よくあるキャッチコピー]今なら入会金と1ヶ月目の月謝が無料!最新器具「○○マシン」も導入!夏に向けて体をシェイプアップしよう

伝えたいことは

「入会金と1ヶ月目の月謝が無料」ですが、そもそも、そのヨガスタジオはどんな人をターゲットとしているのか?子育てママ?若い女性?ハードなヨガを求めている人?それがこの文章では見受けられません。もちろん月謝無料は目を引きますが、たくさんのヨガスタジオがある中で「強み」をキチンと出すことで、より目を惹くことができます。


→デスクワークをする30代女子にぴったり初心者ヨガ!今なら入会金と1ヶ月目の月謝が無料に。

上記の言葉にすることで、同じチラシなのに「どんな人にきてもらいたいか」「どんなヨガ」なのかをイメージすることができます。最新器具の紹介は素人ではその良さが伝わりづらいもの。あえて言葉に入れないことで、シンプルにすることができます。

いかがでしたか?今回紹介したのはほんの一例です。キャッチコピーの作り方はさまざまありますが、基本は「読み手にわかりやすく伝えること」が重要だと思っています。かっこいい。オシャレなキャッチコピーを考える前に、読み手のことをしっかりと考えた文章を作ることを心がけましょう!

では!