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こんにちは。愛知県・豊橋市在住の編集者・ライターの岩下加奈です。

以前からお仕事でお世話になっている「るるぶ」様のウエブ媒体「るるぶ&more」。名古屋や東海エリアの取材を何年かしておりまして、また記事配信しましたので下記にリンク貼っておきますね。名古屋旅行する際にはぜひご活用ください

今回で3回目を迎える「パンフレット・チラシ作りの小さなコツ」〜伝えるって?交通整理をしよう〜。ちなみに、前回、前々回の記事はこちら

さて、今回のテーマは「足を運ぶきっかけは、悩みが解決できるというメリット」についてお届けします。

行ってみたいな〜を思わせるために。

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こちらは、豊橋市南栄町にある老舗呉服店「山正山﨑」様の季刊誌冊子。呉服店の新たな展開の1つとして企画・編集・取材・執筆・デザインディレクションをしています。

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今回のテーマは、「足を運ぶきっかけは、悩みが解決できるというメリット」。チラシやパンフレットをつくる際に、ターゲットが大事ですよと前回お伝えしました。それと共に重要なのが「メリット」。

せっかくチラシやパンフレットを作るのだから、見た方が「あ、この商品気になる」「ちょっとこのお店行ってみようか」と思ってもらい、足を運んでいただきたいですよね。

「春になってきたからダイエットしなきゃ」とか、「来年子供が小学生になるからマイホーム を検討したい」「今度友人とご飯を食べに行くけどおしゃれだけど落ち着いたお店に行きたい」といった悩み。

その悩みを解決できるメリットを少しでも打ち出すことで、チラシ・パンフレットの見え方もかなり変わります!

例えば・・・

その商品を購入するターゲット層をイメージして、何が不安で、どんな悩みがあるのかを考えて、その言葉をチラシやパンフレットに載せる!

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現在賃貸暮らしでマイホーム を検討しているAさん。どんな家を選んだらいいか困っている・・・

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このように、悩みが解決してもらえるワードを少し入れることで、ここでなら悩みを解決してくれそう!→気になる→足を運んでみよう という流れになると思います。

(ここで一言。今、このnoteを読んでいる方でそんなの当たり前だよ、わかってる!なんて思っていますよね。もう一度、俯瞰でチラシやパンフレットを見てください!!そこに悩みが解決できるキーワード紹介していますか?本当に読み手に伝わるチラシですか??!)


結構残念な例なのが・・・・

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スペック紹介。

これはついやりがちな「チラシ・パンフレットあるある」なのですが、よくスペックを載っているものみませんか?分かりやすくいうと、家電製品やカタカナがやたらと多い、その業界の人しか知らない言葉など。

これはね、個人的には無くして欲しいんです・・・!

だって初めて見る人にはわかんないんだもん。

性能がズラ〜〜って書き並べていて「これハイスペック!買おう!見にいこう!」こう思うの、きっとかなりその商品に対して知識がある人のみ。

実際にチラシやパンフレットをご依頼いただく際にやりとりする中で「この箇所に大きく性能やスペック書きたいんです」とご相談いただきます。

分かります、すご〜く分かります。だって他店舗と差別化したいんですもん!しかし、よく考えてください。あなたはその業界にいてその言葉を知っていて、ハイスペックだと伝えたいと思いますが、読み手はどうですか?

ほとんど分からないので、その商品のメリットが伝わらないんです。

・読み手にとってのメリットを分かりやすく載せる

それが、パンフレットやチラシ作りの小さなコツなのです。


次回は、「一方通行にならないためのチラシ・パンフレット作り」をお届けします。お楽しみに。