伝えるって?交通整理をしよう。その2
こんにちは。愛知県・豊橋市在住の編集者・ライターの岩下加奈です。
編集・ライターとして今年で18年を迎え、まさか自分がこんなにも長く、この職業に就いているとは、学生時代信じられなかっただろうな・・。(なぜこの仕事に着いたのかは、今後noteでアップしますね!需要・・・ないと思うけど・・・笑)
さて、前回。
「伝えるって?交通整理をしよう」
という記事を書きまして(自分でもびっくりするほど各所、反応をいただいております。ありがとうございます)。
今回はその2をお伝えします。
誰が読む?見る?ターゲットの重要性
前回のnoteでは、
「パンフレット・チラシを見る人は「読者」「読み手です」。その方にとって、新しい商品を買うとどんないいことがある?その読み手の人はどんな生活を送っていて、なぜ新しい商品が欲しいの?その方にとってのメリットって?新しい商品を伝えるためには、きちんとしたコンセプトや、どんな方にみてもらって、買ってもらいたいかなどの交通整理をする必要があります。」
と記載をしました。
今回はその中でも、最初にチラシやパンフレット作りにおける交通整理として考える「ターゲットについて」をお届けします。
ターゲット。
簡単そうで、私はここを一番重要視しているんです!!!これがないと、そもそもパンフレット・チラシは作れないと思ってください(熱弁)。
〜とある事例〜
お客様「今回チラシをお願いしたいんです。そのチラシが「住宅の見学会」です。子育て家族をターゲットにおしゃれなデザインにしたんです。その雰囲気がわかるように、目を引くチラシを作りたいんですよね〜」
〜〜〜〜〜
この会話、よく聞きませんか?!というより、みなさんよく言っていませんか?!!私、何回も同じような会話、聞きます。そしていつも同じこと言います。
〜〜〜〜〜
私「子育て家族がターゲットなのは新築住宅だと当たり前だと思うのですが(ズバ・・・!)、もっと詳しくターゲットについて聞きたいです」
お客様「子育て家族がターゲットなんだけど、今回いろんな人に来て欲しいから、幅広くターゲットを儲けたいんです」
〜〜〜〜〜
でた!幅広く!!!これもね、よ〜く聞きます。わかるんです、特にパンフレットやチラシって安いものでもないので、ある程度幅広く効果を見込みたいんです。
しかし・・・、幅広く告知して、幅広い年代が来るのか・・・・・
来ると思いますか????
来ない!!!!!
なぜなら・・・・
幅広いターゲットにすると「○月○日、○○町内に完成見学会開催決定!子育てをしているパパ・ママはもちろん、じぃじ・ばぁばにもおすすめ!」くらいにしかPRできないんです。(そもそも、じぃじ・ばぁばにもおすすめというコピー自体もどうなんだっていうね。私が今ぱっと考えただけなので、実際にこのコピーがあったわけではありませんよ)
色々と混在します、本当。きっと読んだ人は「ふぅ〜ん、あの町内に家が建つんだね」というくらいにしか思わないでしょう。
ターゲットは明確に。
そう。タイトル通り、ターゲットは明確に。
ターゲットの考え方としては基本ペルソナを軸とはしますが(ペルソナとは、サービスなどの典型的ユーザ像のこと)、ざっくりと以下のことを考えるといいでしょう。
・年齢
・家族構成
・どんな仕事をしている?(例えば、ご主人は正社員、奥様はパートで共働きという感じでざっくりとでOK)
・どんな暮らし方をしている?(休日はどんな趣味をおくっているかなど)
このように、どんな人がそこで暮らすのかを明確にすることで、チラシやパンフレット作りの軸ができます。
きっと上記のようにターゲットを明確にすることで、
「○月○日、○○町内に完成見学会開催決定!キャンプ好きの30代共働き夫婦が叶えた、吹き抜けのある大きなリビングの家」
こう変えるだけで誰をターゲットにしているかわかりやすいですし、先ほどの「○月○日、○○町内に完成見学会開催決定!子育てをしているパパ・ママはもちろん、じぃじ・ばぁばにもおすすめ!」とは全く違ってきますよね。
幅広い層に届けるのではなく(幅広いそうに届けるのはかなり難しい)、きちんと届けたい相手のことを思い、ターゲットを明確化したパンフレット・チラシ作りをするのが重要なんです!
ということで、また次回!
(次回は「足を運ぶきっかけは、悩みが解決できるというメリット」。)