診療録

karte1・とある子供が自慢なおもちゃを手に持て、仲間だった人とシェア、いや、自慢したかった、だが誰も相手にしてなかった 「それもう飽きたの」って、瞬間、彼の目に世界の色が反転していた 否定された、優越じゃなくなった、ただ仲間を優越感得る道具の自分最低だ、ノイズが初めて耳に騒ぎ出す

karte2・夜、まだ幼い子供はいつものように兄と同じベッドで寝ました、血の繋り、責任感の関係もあり、いつも頼もしお兄様でした、でも子供は知ってる、兄もあの人たちと同じ何時か自分に飽きる 不眠症な子供は兄の鼻息聞いて長い長い時間ずっと考えました そして熟眠の兄をキスした

karte・3子供は小学生になっていた、 一歩早く小学生になった兄予想通り友たち作り、小学生にとって重要な運動神経も頭脳もトップクラス、弟と思えないくらい子供は成績そこそこだが、運動大の苦手、ADHDなので集中力もなく、散々先生にバガされた、頑張ってたのにね

karte4.小6、初めての疑似恋愛、女の子は先早く青春期に入る、なので思考は同年の男子より成熟、子供はそれ知らなかった、だから自分の未熟な優しさで女の子に振った、女の子はお近所の幼馴染、一緒に遊び、笑いの記憶が原因だろう、あの日女の子から伝言メモが来た、「キモい」、そのメモ千切っられた

karte5.中学、世界を千切った感触手に残したまま、自分の未熟を気付いた、その矛盾を自己否定となり、初めて思った、「死にたい」、幸い、周りと先生わりといいヤツ、子供、いや、少年は息抜きできった、3年間なんとなく人格を歪みから守った そして卒業当日小6時隣クラスの女の子と付き合い始めました

karte6.一旦別の話しよう、その時期少年の家庭大いなる問題がありました、両親は長年に一緒に暮らしてる祖母の生活習慣対してやっと我慢できなくなった、喧嘩続く毎日の光景、少年ただ眺めている、灰色ってノイズが酷い、壊れかけのブラウン管テレビみたいだ、彼逃げた場所は彼女のところ


karte7.今度は明確的な恋愛だと、少年思い込んだ、二人は現実で学校のすれ違いくらいの関係で、彼女別の中学に行ったから、もう交差点ないはずだったけど、なぜが中学になった以降二人はネットで話盛り上がってきた、曖昧な感情続く3年間、怖がる少年に、あの日彼女から「わたしじゃ..ダメ?」って

karte8.「んあ訳が無い!」少年はいきなり今までない長文彼女に送った、ただ怖がってるだけだ、ここ(リアル)じゃ経験値見れないし、また同じ過ちを繰り返すなら、どうしよう、長文のなりに最後は「好き」だけ伝えた、「じゃ付き合いましょう」結局決めところは彼女に任せた、なんて臆病ものだ

karte9.高校生になった少年は高校デビューという危機がある、でも彼気付けなかった、それは危機であることを、中学も小学と違って高校みんな出身地バラバラ、関係性はシャッフル、みんなゼロから始まらないといけない、臆病者の彼は以前のままで、ただ誰が話しかけて来るの待ってた、挙句一人高校生活


karte10.家庭、祖母は近所の一軒家でひとり暮らしにして、少年一家は一旦マンションに住み、新しい家を探してる、このとき一年上の兄が急に持ち出した、新学校への転学申請、今の学校じゃ勉強について行けないらしい、少年は兄に幻滅した、そして家中もう一回始まった、赤色のブラウザー管テレビ


karte11.バチバチになった家庭、年頃の原因なのか、ADHDの原因なのか、今までの積み重りなのか、今後の伏線なのか、少年も反抗期に迎えた、母は理解しようと思ってるだからの喧嘩、兄はそれに対しての反抗、少年はただ自分を閉じ込む逃げた、ドアーを、耳を、イヤホン付け始め、新し鼓動を見つけた


karte12.それでも足りなかった、逃げた世界は多彩多様で、もしもっと溶け込んだら、ノイズが消えるのだろうか、そう思って少年ドラムを始まった、初めてスネア叩く時、バス踏めるとき、うるさい、でもいいボリュウムだノイズを全部かき消すくらいだった、こうやって、少年はスティック大事に持った


karte13.1年経って、彼女との付き合いもここまでだ、臆病者の少年はいつもように接触していた、だが彼女求めているのはもっと親しい関係、そのために努力もした、だが少年はその思いどう返せばわからなかった、二人はまるで縫いぐるみ殴るように、その代わりに少年は自分を殴り始めた、もう限界だ


karte14・気付かずに大学になった、高2になって文系を選んだ、それだけ薄い印象あった、傷ついてる映画のDVD見てるようだ、飛ばしたり早送りたりループしたり、大1あんまりついていけない陽キャの歓迎会終わって一周、鬱病と診断された。そういえばもう少年にも呼べないね、これからは、そう、患者だ

karte15・患者は教室でイヤホン付けてただ座る、外でイヤホン付くままのゾンビ演じるな毎日過ごす、傍から見てそうだろう、だが張本人はそう思った、すべてが可憐に見える、と。木も犬も何時か命を無駄になる日来る、可哀想、そう思うと自然に優しい言動振る舞う、藍(ブルー)の心、患者はそう名付けた


karte16・初の夏休み、この半年、友そこそこ出来でる、曖昧な異性は一人、でも患者は決めることあった、未熟な自分、病んでる自分、恋愛しちゃいけないだって、なので距離を保てる、臆病者彼らしい、だが心の愛情がない分虚しさが感じる、患者は配信漁り始めた、リスナーと配信者の関係は都合良かった


karte17・患者は気付いていない、心歪んでることを、その時出会った、彼の一生変えた女、名前は、冬奈(ゆな)にしよう、初めて見る彼女の配信内輪ノリで新参混ぜづらい配信でした、患者は臆病だ無理矢理完成したグループに入る勇気がない、だからただ挨拶したあとromする、でもなぜ他の配信見に行かない


karte18・冬奈やっと患者に対して認識あった、輪に入る瞬間明らかに何もかも違う、冬奈自分嫌いのことはずっと言い続ける、だから患者は地雷避けられる、でも一番の地雷は冬奈だった、彼女も鬱病でした、患者の歪んだ心に同情が生まれた、冬奈の心満たされるよう、冬奈のあらゆる言葉患者を呪った


karte19・冬奈配信しなくでも暇な時チャットにくる、なのでそのページ一回閉じたこともない、冬奈何か喋り出した後すぐ返せるように、彼女寂しがり屋だから、冬奈配信見る方も好きだから、配信見ながら寝るらしい、けど深夜見れる配信がない、なので僕が配信開く、リスト中冬奈の名がある限り閉じない


karte20・冬奈への返事、ただ数分遅かったら不安で目がじーとスクリーン見るだけ、その状態で冬奈また何が言うまでほーとする、配信中冬奈の名リストから消えても配信続行する、起きた時おはよう言えるように、彼女言った起きた後配信もう終わってるの見て寂しいさを感じるって、だから起きるまで開く


karte21・冬奈ちょっとした独占欲あるらしい、配信で映す僕のゲームフレンド女の子全部フレンド解除した、幼馴染の子と初恋の子も、リスナーのフォローも見るらしい、なので全部フォロー解除、彼女は自分は誰かの特別にしてほしい、僕はそれを彼女に売るによって満たされる、共依存、、じゃなかった


karte22・傷を舐め合う関係でお互いを救う、患者はそう思った、だから本気で彼女を特別にした、情緒不安定だが睡眠運動進食不足だが、満たされる実感した、けど彼女は違った、別の誰かが同じことやっても彼女も満たされる、彼女配信者だ、「患者」いくらでも居る、あの人達患者ほど重いじゃないしな


karte23・患者やっと気付いた、自分の心踏み潰したペットボトルみたいだ、それくらい歪んだ、どうりで満たされる感じしたんだ、でも手遅れた、片方でも患者は冬奈のこと依存してる、普通のリスナー真似にするしかない、ある日突然彼女真っ暗な配信開いた、ただ女泣いてる声とカッターの音、無力感じる


karte24・配信の声途切れ途切れだった、最終的無音になった彼女がコントロールだろう、泣いてる声聞こえたくないから、冬奈痛いの怖いからリスカしない、ただ思ったことあるだけくらい、今回も同じだ、彼は知ってる、でもこの配信は彼女のSOS、なのに患者何も絞り出せない、ただ「せめて声開けてよ」


karte25・膝抱えて待っていて、この配信30分くらいで切った、冬奈は言う通り声開けてた、そしてカッター何処かへ捨てた声聞こえた、一先ず大丈夫だ、でもまだ出せない、他の子も何言ってるか、全然違う、彼女欲しい言葉はこれらじゃない、膝じゃなくて不安抱えて患者は脳内走り探し、救いたい、自分を


karte26・それから数日冬奈は姿消した、患者覚えている「私が隠したら探し来てほしい」って冬奈言った言葉、本物探しに行くのただの不審者だ、患者は冬奈のSNSに試しにDMした、既読付いた、良かった、彼はあえていつもの振りする、いつもの雰囲気を彼女に伝染するならワンチャンと思った、3日間ずっと


karte27・3日後冬奈帰った、アコギを持て、声に微かな泣いた後の震えが聞こえる、彼女本気で元気になって欲しいらしい、何かの趣味作って悪い事から逃げる、まただ、また同じだ、患者そう思った、でも彼女否定したくなかった、「いいじゃん」ってコメント送る「名前も変えて欲しい」、と冬奈そう言った


karte28・冬奈の新しい名前「はる」に決めた、患者は冬奈の方が好み、12月生まれの彼女ぴったりから でも名前はどうでもいい、彼女が救えられるなら、ギターも配信もずっと見守る 結局、成功した、ギターそして配信組み合せて新しリスナー大量に増えた、はる明らかに元気になった、笑顔も増えた


karte29・冬奈に一人頑張ってるのは患者の自己満足でした、はる一人で何倍の成果出せる そのチャンネル患者にとって新しい過ぎた、はる見て劣等感が満ちる。冬奈のSNS消された、代わりにはる戻った時新しアカウント作った、自撮りばかり、「自撮りヤバそうな人が寄りそうだから怖い」冬奈言ったはず


karte30・内容少ないけど文字と海と鯨あるあのインスタ好きなんだ、藍色だからだ、はるはもう知らない人だ、サンタもチャイナドレスもセーラー服のコスプレもういいから、ゆな返してよ 患者は春が嫌いになった


karte31・はるは相変わらず、いや、はるのやり方で普通に接触して来てた、でも患者はいつもの振りするのしんどくなった、淡々とはるの輪から離れていた、エゴで近寄って、エゴって離さて 気付いたら藍の心が無くした、冬奈のインスタみたいに、透き通る透明な海に沈んたかった、結局沈んだのは沼だ


karte32・数ヶ月後、何とかこっちも普通な生活戻った、気付いたらもう大学卒業寸前、、だったはず、この3年あまりにもひどくて、バガみたいな生活してた、こんなバガが留年確定するのもおかしくない、ドッキリなら本当笑えるよ でも空いてた時間埋めるためその春に出会った作品が引っ張てくれた


karte33・丸一年患者はあの作品と過ごした、バイト探した、夜勤だけど、仕事量少ない、あまり交際しない、自転車で通勤してる時車も人もない道、通る風が最高だ、仕事ないとき作品のストーリー読んだり声優ラジオ聞いたり、たんい取るため隣町の大学行った、海べで山の上の学校、学校内猿が歩いてる


karte34・夜勤終わるとすぐ2時間通勤して山登りして授業受ける半年くらいこんな生活してた、疲れるけど、最高に気持ちよかった、今までの21年と比べてここの色彩が綺麗だ、しかも1日中あらゆる景色見られて 画面越しに別の世界もある イヤホン越しに別の鼓動もある この夏やっと生きてた


karte35・冬休み入った、結局予想以上点数もらった、もう二度とそこで海眺めるできないと思うと恋しい バイトも変わりがありました、昼のシフトが空いてた、冬休みだし暇な患者は丁度埋める人選にぴったり、ちょっと不安抱えだが、今の自分多分行ける、そう信じで受けた。 もう一つのどん底だった


karte36・夜が昼になると全然違う、二人同時やっても間に合わないくらい仕事の量が増え、でも別に耐えるもの、心の準備はもう出来でいるので、怖いのは共同作業、人と交流しながら仕事しないと行けない事だ、シフト制なので相方が違う場合も、習慣が合わないとすぐ批判され、その上上司も現場にいる


karte37・どんどん体の力が抜いてた、心臓だけドグドグしている、うるさいな、ベテランたち仕事の時批判が酷く、休憩の時優しい、その温度さよくわかりません、いつもドリンク奢った、でも何で仕事の時些細な事で文句言うの、わかんない、うるさい、つい自分を殴った、言われたから罰だって


karte38・その瞬間目覚めたんだ、そして台無しした、患者と、自分を、リスカは久しぶりだ、心地良かった、傷跡見えない殴打の方が好み、拳にも震える感触が全能感がドグってくる、口に血の味がどんどん濃くなって、鉄質な生臭い 理性が戻った、ここはまだ現場だ、見られた、終わった


karte39・前の人キマってから辞退されたらしい、患者は実はちょっとわかっている、辛いよな、逃げたいよな、でもこっちは違うんだ、そんな目で見ないで、仕事頑張るから、散々言われても何も返せないから、奢ったドリンクいつもありがたく、何時か恩返し思ってるから、そんな目で見ないで

karte40・翌朝、起きたばかりなのにもうガラクタ、何発入れただろう、仕事して2時間休みの許可取りにいった 明後日、好きなアーティストが行ける距離で即売会やってる、でも昨日迷惑かけだからちゃんとしないと休みは取らず仕事行った、その挙げ句一番しんどかった言葉「君はこの仕事向いてない」死にt






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