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弧を描く。天真爛漫な麦わら帽子のあの子の話。

「ともだちを紹介してほしい」
と言われたら、あなたは誰を思い浮かべるだろう。

生きていると、人に惹かれ、その人のことをもっと知りたいと思った経験が一度はあるはず。

私はこのときめきを感じるたびに「SNS逆ナン」してきた。序盤でなんてこと言う奴だと思ったかもしれないがSNSは自分を「魅せる」とっておきの表現場であり、会話ができるツールなのだから使うしかない。

今回は、そんなときめき感度を爆上げさせてくれて、思わずSNS逆ナンしたともだちの夏窓(かまど)について紹介しよう。
(夏窓は仕事でのペンネーム。以下、普段呼びしているのんちゃんという名前で書き留めていく)

はじまりは、新宿の文房具屋 世界堂。
ダ・ヴィンチからクレームの文書が届きそうなモナリザの看板下で待ち合わせだった。
ちなみにこの看板、上野の東京国立博物館でモナリザの特別展示があった時「来日したモナリザが世界堂の安さにびっくりした」という設定で描かれたものらしい。日本に持ってこれるんだという衝撃のほうがでかい当時の写真がこちら。

引用:https://www.moneypost.jp/696859/image/2

話に戻るが、この日はマーブリングという技法を使ってお絵描きしようという企画で買い出しに来ていた。
マーブリングとは簡単に言うと色を混ぜて台紙に垂れ流して動かし、天才擬似体験できるアートのことだ。
巷はホカンスが流行っているなか、休日をお絵描きで過ごすなんて夏休みの小学生並みに平和だ。

青い絵の具は高価らしい

二子玉川を車窓から眺めていると、のんちゃんはおもむろに学生時代のポートフォリオを見せてくれた。
ポートフォリオというのは自分をアピールするための作品集のこと。パラパラとめくって、私はその才能に確信した。

人柄をそのままアウトプットできる天才だ」と。

天才には2タイプいると思っていて「努力型」と「雨のようにアイデアが降る型」がある。
ちなみに鬼才で変人の妹が「アイデアが雨のように降ってくるから困ったことない」と超人発言していたのでそう呼んでいる。(そんな妹のアカウントはRinatyと何かしらのSNS媒体で調べたら出てくるので是非)

もちろん誰だって、人知れず見せない努力をしていて日々頭を悩ませているだろうがのんちゃんはなんとなく後者に近い匂いがしたのだ。

私の知り合いは「繋ぐ」「生み出す」「発信する」関連の仕事に従事している人が多い。
のんちゃんもそうだが、みんなあまりにもスペックが高く、輝いて見えるので「一体どんなものにインスピレーションを受けたらこのセンスが磨かれるんだろう。」と常に不思議で思わず彼らの興味関心に私も首を突っ込んでしまうことがあるくらいだ。

のんちゃんには現在リュウくんという恋人がいる。
ふたりを知って数年になるが、こういうところいいよなと思うところがたくさんあって語り尽くせない。
だが今日はそのなかからひとつすきなところを。
それは「これでいいや」ではなく「これがいい」と選び、それに対して熱量と愛着が人一倍高いところだ。一見普通のことかもしれないが案外それって難しいことでもある。
通販番組を超える熱弁をしてくれるのでみるみるうちに虜になる。いまは石がアツいらしく、数週間前 大磯で石探しをしたらしい。おもろすぎる。
モノ、コト、ヒトには必ずストーリーが潜んでいるがそのストーリーの凄さを語りで周囲の人間を惹きこむチカラがある。生産者にとってはたまんないだろう。

ある日、のんちゃんのすきなところをリュウくんに聞いてみるとこんな返事が来た。

聞いといて「なんだ、ただの惚気じゃねえか」と思う反面、互いをリスペクトしあっていて最高だぜという気分だった。

現在、のんちゃんはフリーランスデザイナーとして東京の片隅で励んでいる。
「好き」へのまっしぐらさと健気さ、そして純粋さは誰もが応援したくなるはず。
もしこれを読んでいるあなたが「依頼してみたい」や「仲良くなりたい」という想いをすこしでも抱いてくれたらハッピーだし繋げたい。

彼女のインスタはこちら。開くとあっと驚くだろう。私がSNS逆ナンしたのも無理はないと思えるはずだ。
いずれHPとかできるんだろうな〜。

そして、冒頭のヘッダー写真はリュウくんが撮った写真。カメラを始めた6年前からずっと彼の写真のファンだ。

ふたりの同棲ハウス(通称よしなにハウス)の空間、そして振る舞ってくれるご飯も美味しくって素晴らしい。

これからも喜怒哀楽に寄り添い、朗報を心から祝福、応援できるともだちでありたい。

大切なともだち、夏窓をどうぞよしなに。

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