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Nikkor Z100-400mm f/4.5-5.6 VR S実写レビュー

こんにちはAliceです♪
前回、新発売のNikkor Z180-600mm f/5.6-6.3 VRについて、発売前の印象を熱く語ったばかりですが…。

たまたまマップカメラさんで下取りUPの条件が良いタイミングの時に、今日の主役【Nikkor Z100-400mm】の新品同様な中古が売りに出たので、ポチッとしてしまいました。

そのため、我が家にはNikkorZ望遠三兄弟が揃いました笑。

Nikkor Z望遠三兄弟

7月〜8月の丸2ヶ月間は、毎年競馬の撮影がありません。
JRAは当然休みなく毎週末競馬を開催していますが、函館・札幌・新潟・福島・小倉といった遠隔地になるため、毎年撮影をお休みしています。

しかし、レース撮影に休みは無く、下記の3イベントには参戦します。

7月15〜16日:スーパーフォーミュラ(富士スピードウェイ)
8月5〜6日:SUPERGT(富士スピードウェイ)
8月26〜27:SUPERGT(鈴鹿サーキット)


上記のレース撮影が連続する事も、今回Z100-400mmを購入した理由の1つです。


それではメリットを紐解いていきましょう。

【メリット①フィルター径】


Z100-400mmのフィルター径は77mmでZ70-200mmと共通。
よってNDフィルターを共用できるメリットがあり。

【メリット②焦点距離】

70-200mmでは望遠が足りず、400mm単焦点では引きたい時に引けないケースが多い。
前述のカメラ+レンズ2セットを2丁がけしないで、100-400mm1本で済ませられる日は多い。

【メリット③流し撮り】

モータースポーツでは基本流し撮りのみ。
晴天時はNDフィルター装着が基本です。
よって開放F値がF5.6と暗くても何の問題も無し。

【メリット④重量バランス】

以前の記事で、Nikkor Z400mmF4.5 VR S(通称ヨンヨンゴ)は軽いけどZ9との重量バランスが良くないと記載しました。
Nikonプラザ新宿でZ9に装着されたZ100-400mmとヨンヨンゴを持ち比べてみた際に、明らかにZ100-400mmの方が持ち易かったのです。

Z100-400mm:1,435g
ヨンヨンゴ:1,245g
Z9:1,340g

望遠レンズの場合、ボディ側の方に重量が片寄るとバランスが悪く感じるという事ですね。
ヨンヨンゴは、Z8とならバランスが良いのではないでしょうか。

Z8:910g

重量バランスについて記載した記事

見た目の纏り感も良好!

ここまでスペック上の話をして来ましたが、そろそろ実際使ってみてどうだったかを話ましょう。

FXテレ端400mm 開放F5.6

風に揺れる青もみじの離れた背景に玉ボケが配置された作例です。
私の立ち位置から青もみじまでは20m以上離れていますが、見事な立体感のある描写をしてくれました。
また、玉ボケも綺麗な円形を描いています。

Z TELECONVERTER TC-1.4x装着
DXクロップ 840mm F11

睡蓮の葉に止まる真っ赤なショウジョウトンボを、1.4倍テレコンバーターを装着して560mmにした上で、DXモード(APS-Cモード)で1.5倍クロップした840mmで撮影しました。

F11まで絞り、手持ちでシャッター速度1/80秒ですが、手ぶれ補正が強力でしっかり止まっています。

そして、テレコン装着した上で更にDXクロップした840mmでこの解像感、素晴らしいと思います。
繊細な翅の模様をきっちり描いています。

テレコン装着時の解像感は、ヨンヨンゴより上に感じました。
(個体差や相性はあるかも知れませんが)

オートフォーカスに関しては、他のZレンズと同様だと思います。
デフォーカスからの合焦は爆速とは思いませんが、テレコン装着時でも全く不満は感じません。
※AF爆速云々に拘る方が多いですが、速度よりも精度が重要だと思います。

【結論】

①描写性能に文句なし!!
1.4倍テレコン装着でも、DXクロップしても素晴らしい解像感。
ボケも綺麗で玉ボケもしっかり円形になるのがGood!

②手ぶれ補正が強力!!
【焦点距離分の一】が手持ちでのシャッター速度の基準ですが、840mmで1/80秒がブレなかったのは感動しました。
望遠レンズの解像性能は、手ぶれ補正のサポートが必須です。
心強い手ぶれ補正です!

③Z9とのバランス良好!!
メリット④で述べた通り、やはりレンズとボディの重量バランスは撮影中の集中力維持に影響します。
Z9とのバランスは大変良く、ヨンヨンゴと比較して長時間の撮影や移動しながらの撮影での疲労軽減になりそうです。

ヨンニッパと較べなければ最強かも⁈

いかがでしたか?
【Nikkor Z100-400mm f/4.5-5.6 VR S】は発売後バカ売れして、2022年12月から2023年5月頃まで受注停止していた程の人気商品ですが、その実力は人気に相応しいものでした。

受注再開後すぐに約10%値上げがあり、2023年7月6日時点で最安値で34万円台と、お高いレンズではありますが、望遠レンズはコレ1本でゴールインかも知れません。

また、Nikkor Z180-600mm f/5.6-6.3 VRが発売されると、既存ユーザーの買い替えが進んで中古相場が下がる可能性もあります。

『望遠端は400mmまでで充分』という方も多いと思います。
自信を持ってお勧め出来るレンズです。

Z望遠三兄弟

Nikkor Zレンズはラインナップが本当に充実しましたね。
あなたはどの望遠レンズを選びますか?

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

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