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【Nikkor Z400mm f/4.5】撮影機材において『軽さは正義』か?

こんにちはAliceです♪
私が最近競馬やモータースポーツでメイン機材にしているのは、下記の組み合わせです。

カメラボディ:Nikon Z9
レンズ:Nikkor Z400mm f/4.5 VR S


EOS R6や1DX MarkⅡにEFヨンニッパの組み合わせを愛用しゴリゴリのキヤノンユーザーだった私を、NikonZマウントに完全移行させた理由が、上記のカメラ+レンズの組み合わせの魅力です。

このサイズで400mm単焦点!


フォーカスすべきは、その『軽さ』です。
Nikon Z9とNikkor Z400mm F4.5で合計2,585gしかありません!

『え?2.6kgって軽いの?』
と疑問に思われた方、詳しくは後述しますが望遠レンズというものは重いモノです。

まず前提として、競馬場は三脚が使えません。
まぁ、当然ですよね。
なので、ヨンニッパだろうがロクヨンだろうが、手持ち撮影出来る腕力は必須です。

更に言うと、競馬場内をパドック→返し馬→レース→ウィナーズサークル(勝ち馬と関係者の表彰などをする場所)などと移動を繰り返します。
1日の歩数計が20,000歩を超える事も多いです。

キヤノン時代のメイン機材の重量は以下の通りでした。
EOS 1DX MarkⅡ→1,530g
EF400mm F2.8L IS Ⅱ USM→3,870g

合計5,400g、、、5.4kgです。
5.4kgを持って競馬場内をセカセカと移動し、時には走る事もあります。

5.4kgの組み合わせ

貴重品を放置する訳にはいきませんので、複数のカメラ・レンズを持ち込んだ日は、背中に重いカメラリュックを背負ったまま例の5.4kgを手に持って駆け回ります。

それはそれは、重労働でしたね…。

そして、Nikonから前述のNikkor Z400mm f/4.5 VR Sが発売されました。

F4.5という、微妙に開放F値を犠牲にして、軽量コンパクトな400mm単焦点レンズを実現するというコンセプトが新しいです。

40年くらい前に、キヤノンとシグマにゴーヨンゴ(500mm F4.5)というレンズがありました。
500mm単焦点ならF4、という定番から1/3段だけ開放F値を犠牲にして、その代わり軽くしました、というコンセプトでした。

今回主役のNikkor Z400mm f/4.5 VR Sは、ヨンニッパと比較すると1段+1/3段も暗いです。
ただし、重量は1,245gを達成しています。
(三脚座を外してしまえば1,160g)

Nikonの400mm単焦点レンズ同士で比較すると、
①AF-S Nikkor400mm F2.8G→4,620g
②AF-S Nikkor400mm F2.8E→3,800g
③Nikkor Z400mm F2.8 TC VR S→2,950g
④Nikkor Z400mm F4.5 VR S→1,245g

③Zヨンニッパは、1.4倍テレコンバーターを内蔵した上で②より850gも軽量化されていますので、何らかの技術革新があったのは間違いないです。

そして主役の④ですが、人気で品薄のNikkor Z100-400mm F4.5-5.6 VR S(1,435g)よりも190g軽いのです。

③Zヨンニッパも、競馬場で手持ち撮影するには充分過ぎるほど軽いのですが、④ヨンヨンゴの1,245gとは当然全く別物です。

今までヨンニッパを納めて背負っていたカメラリュック(Lowepro 500aw)に、④ヨンヨンゴとZ9を入れて更に70-200mmなどの大きめのレンズも追加しても余裕で収まります。

撮影での疲労軽減、他のレンズを追加出来ることで広がる表現など、軽量コンパクト化というのは色々な面に大きな影響を与える事が出来ます。

『では、軽さは正義なのか?』

というと、100%そうとは言い切れません。
私の場合、理由は2つです。

①ヨンニッパでしか撮れない絵がある

被写界深度のごく浅い、被写体が浮き上がったかのような独特の描写はヨンニッパならではのものです。
ヨンヨンゴとは、やはり違います。
手持ち撮影でもOK、荷物が重くてもOKという方にはヨンニッパをお勧めします。

②カメラボディとのバランスも重要

Z9が1,340g
ヨンヨンゴが1,245g
ボディの方が重いです。
更に、ヨンヨンゴがマウント側に重量バランスが寄っており、Z9との組み合わせだとボディ側の方がかなり重い感覚になり、数字ほどは軽く感じないという事です。

これはもしかしたらZ8と組み合わせると、相性バツグンかも知れません。
近日中に試してみたいと思います。

散々機材の重量について語っておいて、結論は軽くひっくり返した感じになってしまいましたが、感じ方は人それぞれだとは思います。

参考になれば幸いです♪
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
またお会いしましょう。


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