K-POPも地下アイドルもファンのヘイトタイミングはおんなじ

年末までに投稿するはずが気がついたら2024年でした、、、。

タイトルの通りなのですが、普段そんなにXを開かない私ですが
たまーに帰宅の電車や何かを待っている時なんかにファンアカウントとして使っているXを覗いたりはします!

今日も虫の知らせなのでしょうか?
なんとなーく開いたら、なんだなんだ??
大荒れしてるじゃないですか、、、!(2023.11頃の話)

何があったの??
新曲のMVが出て、つい一昨日くらいまではみんなビジュがやばいとか盛り上がってたじゃない!

なのになんで急に「もう辞めようかな」とか「なんか考えちゃうなぁ」とかこの1〜2日で何があったんだよ!?
スキャンダルか!?スキャンダルでも出てしまったのか?

なんて思いながら、下手なりにエゴサをし、有名なファンの方のYouTubeの配信などをみて
ようやくことを理解。。

そして理解した私の感想は

「あれ、、、これってもしかして昨年のうちのことじゃないか??汗 というか地下アイドルあるあるの話ではないか?」

一気に他人事ではなくなってしまい、考えること数週間、、、そして年末のインフルエンザ地獄などを超えこんなに経ってしまった。。
困ったもんだ、、、、


私が応援しているStrayKidsは本国(韓国)よりも他国(日本やアメリカやようは本国以外)の方が人気だと言われている。
だと言われているというのは、あくまでも私は実際に数えたわけではないから。

なので、本国である韓国よりも日本でイベントをやってくれてる数の方が多いのでは?と思うくらいに日本に来てくださる。

K-POPのアイドルってすごいなぁというのが、私の純粋な気持ちだ。

ただ、それもあって本国のファンからはヘイトが絶えないと言う話はチラホラ見かけたり、いいなぁ日本はみたいなのも見かけることは少なくない。

が、ここまで荒れたのを私は今回初めて目にした。(よくあることではあるらしいが)


簡単に言うと、色々あって本国のファンの方がイルステイ(日本のファン)の事を要らないと発言したそう。
それに怒ってしまった日本のファンが色んな憶測やチリツモだった「羨ましい」「いいなぁ」「なんで?」みたいなのが爆発してしまったのが今回の事件だ。

私からしたら、日本のファンが他の国のファンに「なんであっちだけ!!」なんて思うようなことがあるのか!?と思うくらいに恵まれていると思っていた。もちろん、今でも私はなんのヘイトもなく、こんなにも日本に足を運んでくれてありがとうと思っている。

が、いわゆる私みたいなライト層ではない方々がチリツモが重なって落ち込んだり、傷ついたりしているようで大荒れになってしまっているようだ。

優遇されてると本国のファンの方に言われるくらいの日本のファンに、なぜそんなにヘイトが溜まっていたのか?
サクッと箇条書きにするとこう言うことらしい。

○元々手順を踏めば入れたはずの収録に、本国のファン以外が入れなくなってしまった。なおそれも事前告知はなく、当日急に弾かれてしまった。
○それをみた本国のファンが煽り発言をした。なおそれを皮切りに本国ファンが日本ファンを要らない発言をしてしまった。
○日本の公演でメンバーが韓国のファンへのメッセージをした
○本国は無料イベントがあるが日本はない
○本国のイベントの方がメンバーの対応がいい(手作りのクッキーがもらえたりブランケットがメンバーから手渡されたり、一緒に踊れたり)

お分かりだろうか?
1つ以外は「これのどこが問題なんだ!?!?」
なのである。

番組収録に関しては、私はどういう仕組みなのかを細かくは知らない。ただ、現地で別のグループで入る予定だった日本人の友達は、手順を踏んで手続きをして入れたそう。
なので、StrayKidsの海外ファンだけが、正当な手順を踏んだのに何故か入れさせてもらえないという事件だったそう。

これに関しては飛行機代もかかってるだろうし、せめて事前にアクションを起こすことはできなかったのか?と思うので、何か説明があればいいのだが、、、。いまだにだんまりらしいので、ここに不満を抱いてる人たちについては理解できる。

そして、本国ファンからの嫌がらせについて、、、。これは難しい。気にしなければいいんじゃないか?数人の輪の話ではないし、、、と思ってしまうのが正直なところだ。
あいつ何言ってるの?ムカつく!でいいのではなかろうか、、?と思ったのだが、どうやらコアなファンの方々からしたらそうはいかないらしい。

そこに対してメンバーは本国ファンの味方なんじゃないか?という憶測が膨れ上がり、今回の不満爆発になってしまった。(もちろん怒ってるファンの方からしたら憶測ではないんだろうけど)

例えば
○日本公演の後にバブル(メンバーさんからメッセージが送られてくるラインみたいなアプリ)がほとんど来なかった。しかし本国公演の後はたくさんきた。
○何か受賞したり決まったりした時にもそのバブルを使ってすぐに報告してくれるが、紅白決まったことについては一切触れていない。
○日本公演の裏側のYouTubeとかが全くなく、すっ飛ばしたかのように違うものばかり配信されている。

みたいなこと。
そこにたまたま、本国での無料のイベントがあり
そこでは選ばれたファンの方がメンバーと一緒に踊ったり、握手したり、手作りクッキーをもらったり、ブランケットをもらったりしていた。

確かに、日本ではこんなイベントは開催はされない。私からしたら、日本は規制が厳しいから日本のアイドルですら無理だよなぁ、、、
そもそも手作りクッキー飛行機で持ってくるの大変やし、、、とか考えてしまうので、なんなら韓国のアイドルですし、本国でのイベントが特別な事に何も疑問を抱かないのが本音である。

日本のアイドルじゃないしな、、、彼ら。

ただ、ここに関わってくるこの話において重要なことが「応援の仕方や姿勢」である。

私がこのノートでよく書くが、熱心なファンほど健気だ。良かれと思ってなんでも頑張ってしまう。日本のファンはまさにそうだ。

○1位にしなきゃ!
○MVの再生回数をあげなきゃ!
○グッズを買わなきゃ!
○音源をたくさん再生しなきゃ!
※私も詳しくはないが、韓国は音楽番組が盛んなのでCDを出した週の再生?売上げなどで賞やトロフィーがもらえるらしい。日本で言うオリコンをちゃんと目に見えた形に賞されたものみたいな感じかな?

なので、カムバックの時の呼びかけは本当にすごい。色んなファンの方が、これはこうやって投票してください!やこうしたらできますよ?とか、とにかく再生数、投票の促しが盛んだ。
これはStrayKidsに限った話ではないので、K-POPの文化のようなものらしい。

その「応援の姿勢」に対するいわば「見返り」があってないというのが根端にあるわけなのだ。

これを踏まえて先ほどのヘイトを言葉を濁さず書くと、、、

○本国のファンよりも隙間時間全部使って、スマホも何台も使って1位になるように投票してるのに!
○本国のファンよりも再生回数めっちゃ上げてるのは日本のファンなのに!!
○本国のファンよりもグッズにお金を落としてるのはこっちなのに!!
○本国のファンよりも音源再生してるのもこっちなのに!

総じて、日本のファンの方が時間もお金も使ってるのに!!!!なのになんで

○日本の公演でわざわざ韓国のファンへのメッセージをしたんだ?
○日本では無料イベントをしないんだ?
○日本のイベントよりも本国のイベントの方がメンバーの対応がいいんだ?


というとこに繋がるのだ。
そもそも私は旧ジャニーズ以外のアイドル文化に触れて、初めて「お金を積んだ分の見返り」をファンは求めていると言う事を理解した。

もちろん、旧ジャニーズだってあっただろう。
ファンの母数が多すぎて私が目にしなかっただけのことで、、、

でも正直、初めは何を言ってるのか理解ができなかった。
こちとらCDを買って新しい曲を聞かせてもらえる。テレビに出て姿を拝める。ライブに行って素敵なグッズを手に入れることができる!ライブの会場が増えれば、推しに会える確率が上がる!

本当にそれくらいにしか思ってなかった。
私たちは、アイドルに与えてもらっているだけの存在だと思っていたのだ本気で。
なんの疑問も抱かなかった。

スキャンダルでも出ない限り「裏切られた」とか「見返りがこれ?」なんて思ったことは少しもなかった。

アイドルを運営してるやつが何言ってんだ?と思うかもしれないが、本気でそう思って生きてきたのだ。
なんなら、アイドルを運営している今でさえ、アイドルに生かしてもらっているも同然であると私は思っている。

それくらい、アイドルとは尊い生き物であり、選ばれた人しかなれないし、選ばれた人しか生き残れない。
もちろんファンが中々つかない数年をメンバーや運営と共に支え合って、もっとこうしていこう?こうやって行こう?という成長を共に楽しめるのもアイドルというジャンルを楽しむ一つだ。

だが、今はちょっと違うようだ。
それもあるが、やはり熱心にお金をかけた分をダイレクトにわかりやすく返して欲しいというのが今の時代の応援の仕方でもある。
音源を出す、衣装をだすというアイドルとして当然の活動物ではなく、それ以外の+aをファンは求めている。

聞いた話では、自分にかなりお金を使ってくださっているファンの方には、ライブ中に固定レスがあったり、必ずわかるサインがあったりするようだ。

そんなの、ファンの顔と名前を覚えれる人数しかいない、地下アイドルの世界の話かと思っていたがそうではないらしい。

旧ジャニーズを推していた人は、メンバー個人と話せるなんていう機会は知り合いでもない限り存在しないのでびっくりであろう。

ただ、K-POPや地下アイドルはそれが存在する。特にヨントンや電話特典が増えてきてからは、お金を積めばメンバーとの個別電話を楽しめるチャンスは増え、メンバーから認知をされる確率は上がるというものだ。
そうなると、そこにおいて固定レスやサインの取り決めが行われるらしい。
(私は電話にあたったことがないので、聞いた話としてあくまでらしいと書かせてもらっている)

そもそもの考え方が、投資する、詰む、回収というお金を主体として考えているのだ。

新しいグッズが出るたびに「回収きましたー!」っていうポストをみて、初めは何のことを言っているのかさっぱりわからなかった笑

がどうやら「お金の回収がきた」という意味だそう。なるほど。

それでまかり通っているならいいじゃないか!
意外と生々しいが!

うちみたいな弱小事務所は回収なんてできんぞ!?笑

ただここまで見てわかる通り、意外とK-POPアイドルとファンの関係性、地下アイドルとファンの関係性、そしてお金の価値観というのは似ているんじゃないか?ということだ。
規模感が全然違うだけで、お金に生々しいところも含めてかなり似ている。

現場数が尋常じゃない地下アイドルの現場に、毎回足繁く通い、そして私が1ヶ月にようやく使えるくらいのお小遣いを1回に使ってくれる。
いわゆるTOと呼ばれる層、それに対する固定レスがあるのはもしかしたら当然なのかもしれない?と最近思い始めてきた。

ただ規模感が違うだけにもちろん投資額も全然違うのだが、投資額と規模感はイコールだろ?と言われればそれまでである。

韓国のアイドルにはマスターと呼ばれる、撮影禁止のライブでも撮影をしてSNSに拡散したり、お誕生日を祝う為に企画を立ち上げたり、飛行機の時間を知ってたり、マスターのカメラには絶対に答えないと行けなかったりという、ファンの中の絶対的存在がいるらしい!(私は会ったことはないが、友達は会った事がある)
ただマスターさんは広める事が第一なので、推しは自分のものというよりは推しやグループを広めるという事務所の広報のような役割だと私は感じている。

地下アイドルにも生誕委員というメンバーのお誕生日を祝う為に企画を立ち上げる人がいたり(今はだいぶ廃止になってきた)、運営と中のいいファンというのは存在するか、韓国と圧倒的に違うのはそういう存在がいるということをアイドルを推す人が認知しているか、またその人たちがすごい存在だと思われてるか否かだ。

これは結構大きな問題で、マスターとなる存在が尊敬されるような存在ではないから日本ではいざこざが起き、生誕委員の廃止などが起きたのではないかな?と思う。
もちろん、やらなきゃいけない!みたいな風潮をやめたいという考えもあると思う。

ただ、マスター=日本でいうTOの人個人が尊敬されなかったからダメだったというわけではなく、そういう特別な人がいてすごい存在なんだという文化がない事が原因なのではないか?と思っている。

確かに、大昔の旧ジャニーズにもレッスンや収録が終わった後にジュニアと話せる列を作る仕切り役みたいな人が存在した。(当時仲良くしてもらった大人のお姉さんについて行った時に色々教えてもらった)

なので必ずしもなかった文化ではないはず、、、
なのだが、今はそんな話を聞かないのでなくなったのかもしれない?
意外と地下アイドルのオタク文化は昔のアイドル文化と似ているのかもしれない。

ここ一年で学んだのは、良くも悪くもアイドルよりもファンの方がストイックなんじゃないか?という事だ。

上にも書いたが「(お金の)回収きたー!!」なんて発言思いつきもしなかったし、思ったこともなかった。
だが、今のファンの方はそれが当たり前で、別にそれを悪いもののように発言してるわけでもないし、嫌々お金を落としてるわけではない。
ただ「回収きたぞー!お金落とすぞー!」と生々しく堂々と使っているむしろ気持ちがいいくらいに笑

ただ、それに対しての見返りが合ってないとヘイトが溜まるということだ。

衣装が変わった、ステージパフォーマンスが良くなった、ステージが豪華になった。

これはもうあたり前のことであって、ファンの方が見返りとして望んでいるものはもっと身近なものなんだということ。

これは私が初めの方に書いた記事ときっも矛盾していると思う。
1年でこんなに色々学べるこの業界はやはり面白い。もちろん、1年で文化が変わってきた部分もあると思うが、私のようにただ見てるだけで幸せをもらっているというのは、今の時代ではお花畑さんというらしい笑

お花畑でごめんよ、、、、

兎にも角にも、この「身近な見返り」というのがとても難しくあんなに大きな規模のグループでもヘイトが爆発してSNSを開きたくないくらいにはファンのヘイトで溢れてしまうような事があるのだ。

もっともっと規模が小さく、よりファンと身近な地下アイドルでそんな事が頻繁に起こるのは無理もない。そもそもの距離感がK-POPアイドルよりも近すぎるからこそ、見返りのグレードをどこまでに設定するのかは本当に難しいし、ファンもそこに対してより神経質になってしまうのかと思う。

良い距離感を保ちつつ「見返り」を作れれば良いのだが、、、、
前にも書いた「需要と供給」があっていればいいんじゃないか?という結論に至った話がまさしくそうだが、ファンが求めている「見返り」とアイドルや運営側が求めている「提供」が必ずしも合致するわけではない。
もちろんここは失敗して勉強というところもあるが、何でもかんでもファンが求めてる正解を提供するのは難しい。

それはやはりあくまでアイドル運営は経営者であり、アイドルが提供するものは商品であって、ファン側は顧客であるから。
顧客の意見は聞くが1〜100まで全部を聞いてしまっては、それは経営者側の存在意味などないのだ。

これはきっと後何年経っても難しい問題なんだろうなぁと思う。

ただ、、、やっぱりデート特典や指チューは違うと思うんだよなぁ、、、、、、、というわたしでした。

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