鍵善良房:栗むし羊羹
秋の訪れと共に食べたくなるのは栗のお菓子。
どこで知ったのか思い出せませんが、京都へ行ったら購入しようと思っていました。
四条は三条に並ぶ有名所で、この日も外国人観光客などで通りは溢れていましたが、鍵善良房の店内はひっそりとした佇み。
薄暗い雰囲気のある空間で、奥は茶屋なのでしょうか、待っている方がいらっしゃいました。とても風情のある旦那衆で、夏の着物を粋に着こなしていました。
羊羹とありますが、ういろうのような食べ応え。とても上品で羊羹の濃い甘さはありません。栗の味が口の中で広がるのを手助けする、そんな甘さ。
暑かった夏は冷たい物で身体の熱を取ってましたが、朝夕過ごしやすくなってくる季節。そろそろ温かい物が恋しくなってきます。そんな秋にふさわしい菓子です。