【読書アウトプット_5】『金持ち父さんの起業する前に読む本』(改訂版) 著書:ロバート・キヨサキ

『金持ち父さんの起業する前に読む本』(改訂版) 
著書:ロバート・キヨサキ

【本について】
本書は、会社で働き労働の対価として給与を得たり、社会保障や年金の対象も変わり手厚い守りがあった従業員から、独立をして、ビックビジネスのオーナーとしての起業家を目指している人に向けた内容になります。現代は、起業することが難しくないからこそ、ビジネスの土台を見直すエッセンスが沢山入っている本になります。

【アウトプット】
会社に所属している人が起業をするときの最初の準備は、心構えと必要とされる能力です。
 ・考え方の基準を「安全」から「自由」に変える
 ・お金がない状態で機能する能力
 ・安全が保障されていない状態で機能する能力
 ・資源ではなくチャンスに焦点を合わせる能力
 ・異なる人たちを管理するために異なる管理方法を使う能力
 ・自分の思うとおりにできない人や資源をうまく管理する能力
 ・昇給や昇進ではなく、チームワークや価値を大事だと考える姿勢
 ・積極的に学ぶ姿勢ー起業家に卒業式はない!
 ・専門家された教育ではなく、総合的な教育
 ・ビジネス全体に責任を持つ勇気

それでも実際の統計では、新ビジネスのうち99%は10年以内に失敗するのです。では、成功する1%の要因は何か。運なのか、製品なのか。

本書の金持ち父さんは、ビックビジネスで成功したい場合は、まず自営業から、いろいろな種類のビジネスや起業家について知る必要があるとしており、自営業としての成功を収めてから、起業家としての自分自身のビジネスの計画は立てられないとしています。

そのためには、従業員では許されない間違いを、起業家としては恐れずにたくさん間違い、学ぶ姿勢がとても大切です。起業家である限り、学ぶことは一生続くのです。

起業家としての自分のビジネスを成功させるためのスタート前の確認が需要だとしています。本書では「B-Iトライアングル」という指針を出しています。※本書では三角形のトライアングルに確認項目が記載されていてとてもイメージしやすいのですが、ここでは、言葉の説明となることご了承ください。三角形の底辺に当たる部分は、最も重要な「使命」となります。そして左右の側面辺には「チーム」と「リーダーシップ」がきます。底辺の「使命」左右の「チーム」「リーダシップ」の内側にさらに直接的な「キャッシュフロー」その上に重要度の高い順から「コミュニケーション」「システム」「法律」「製品」が揃います。

ロバート・キヨサキさん自身も、起業して成功と思っていた矢先に、起業するための準備が揃っていなかったために起業家としての最初の失敗を起こします。上記の中で「法律」が抜けていたために、ライバル会社に市場を奪われてしまったのです。

B-Iトライアングルの項目は、一人で全て担う必要はありません。適任者を揃え、起業家としてそれぞれの人と話して、同じゴールを目指します。ただし、失敗したときの責任は起業家であるあなたが追います。だからこそ、ビジネスの大きさが変化したときや、市場の状況に合わせて、揃えるメンバーを適時適応なのかを判断し、決断するのも起業家の仕事になります。

B-Iクワドラントの1項目も身に着けるのも、昨日今日ではな身に付きません。お手本となる起業家に相談しアドバイスを受けながら、様々なトライアンドエラーを繰り返して失敗して学ぶ。一人前の起業家を目指すには、5年、10年、15年学び続けます。

皆さんも、何か10年単位でつづけたものってありますか?
強い夢や強い意志がないと続きませんよね。
ビジネスにおいては「使命」がそこに当たります。

長い長い旅路の先に、そのビジネスの使命を果たせたらどんな充実感が起業家の心を満たすのでしょうか。

今回も最後までありがとうございました。

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