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初めての瞬間を覚えている

生きているとたくさんの人に出会う。

それは、友達とか同僚とか恋人とかいう名の付く人だけでなく、今日行ったカフェの店員さんとかたまたま電車で隣の席に座った人とか、そういう人達も含めてそれはそれはたくさんの人と瞬間的にでも同じ空間で過ごしている。

でも、出会った瞬間のことを覚えている相手はどれくらいいるだろうか。私は思い返せば、今も仲のいい友人や恋人になった人達は面白いことに皆出会った瞬間のことをまだ覚えている人ばかりだと気づいた。友達でもその時の瞬間を覚えていない人が多いけれど、不思議とその人達とのことは覚えているものなのだ。

それが縁というものなのだろうか。過去付き合った人達の中には会ったときには恋人になるだなんて思いもしなかった人もいる。けど、何故かその人と出会ったときのことは鮮明に記憶に残っている。映像を巻き戻すかのように鮮明に。その時他に誰がいたかは思い出せないのに。。

「何か気づいたら仲良くなって、何で仲良くなったか覚えてないよね」とかいうことはよく聞く話だし、そういう人が全くいないわけではないんだけど。とりわけ恋愛においては特にドラマチックな出会い方をしたわけでもないのに、初めての瞬間を覚えている人と結果親しくなるのは潜在的に相手に対して何か通ずるものがあるからなのだろうか。そして、結果的に別々の道を選んだとしても、その記憶が消えることはない。

皆さんは大切な人との初めましての瞬間を今も覚えていますか。

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