【本当は怖い暴飲暴食】

こんにちは。

今日は暴飲暴食についてお話していきます

良く食べて良く飲む

俺は(私は)胃が丈夫だし大丈夫!

あぁ〜仕事終わりのイッパイはおいしぃー!!!!!

と、ビールにハイボール焼酎

など沢山飲んではいませんか?

そんな生活を繰り返した人に起こった病について
お話していきます

都内の保険会社に務める山田さとしさん(31歳仮名)

いつも仕事終わりにみんなで飲みに行くのが日課になっていました

いつも飲み会では[一気食い]をすることで、場が盛り上がり、いつも飲み会に誘われていたのです

そして、飲み会で知り合った総務課にいる沢村美子さんに淡い恋心を抱いていたのです

飲み会の帰り勇気を振り絞って

「美子ちゃん。これから2人で飲みに行かない?」

「、、、なーに言ってるの!山田くん!」
と笑顔で断られたのです

(やっぱり太ってるからか?)

(よし!ダイエットして今年こそ彼女作るぞ!!)

そうダイエットを決意したのです 

現在の体重は115キロ
暴飲暴食が原因で以前より10キロ近く増えていました

「すみません。ラーメンとチャーハン大盛り!
あと、、、餃子お願いします!」

ラーメン屋さんではいつもこの量を食べていましたが

(いや。ダイエットするんだ!)

「やっぱり餃子は良いです!」

それでもこの量

とてもダイエットしてるようには見えません

しかし次の日

体重計に乗ってみると

110キロ

(スゴイ!!5キロも痩せてる!あれしか我慢してないのに、こんなに効果があるんだ!)

症状①急激に痩せる

ダイエットを始めて2週間
このときから少しずつ小さな異変が起こり始めます

いつものように出勤した山田さん

なんだかいつもより身体がだるいのです

症状②身体の倦怠感

(食べる量減らしてるからかな?)

「山田!今週の金曜日また飲み会あるから来いよ!美子ちゃんもくるぞ!」

「行きます!」

今度こそ彼女を作る!そう決めた山田さん
飲み会前日 祈るように体重計に乗った山田さんは

(やった!!!!!また5キロ減ってる!)

症状③さらに痩せる

わずか3週間で10キロも痩せていたのです

でも、このとき山田さんの体内ですでに恐ろしいことが起こっていたのです

飲み会当日

「かんぱーーーい!」

「あれ?山田くん痩せた?」

「ホント?」
(やったー!!!これなら見直してくれるかな?)

そう喜んでいたのですが

「山田くん、、、何だか甘い息がする」

(特にガムや甘いものは食べていないのに)

症状④甘い香りの口臭

どうして甘い匂いがしたのか?

これこそが最終警告でした

「これから家で飲みなおさないか?美子ちゃんも!」

美子ちゃんも行くなら!

同僚に誘われるがままにみんなで同僚の自宅に行くことに

幸せ絶頂のはずが、、、

その場を盛り上げ役として、いつもの一気食いなどをしていましたが

1時間後

調子に乗って飲みすぎたのか

山田さんはグッタリと眠ってしまったのです

そして、そのまま放って置かれたのです

朝、全く起きる様子もない山田さんに
異変を感じ、すぐに病院に運ばれましたが

症状⑤昏睡状態

間もなく山田さんは息を引き取りました

なぜ突然命を落としたのでしょうか?

病名:ケトン性昏睡

ケトン病とは
糖尿病の急性合併症のひとつ
突然意識障害をおこし死に至ることもあります

原因は度重なる山田さんの暴飲暴食です

食事をすると血液中にブドウ糖が増えていきます

そのブドウ糖をエネルギーとして利用することで、人間は健康状態を保っているのです。

このとき、大切な役目をしているのが、膵臓でつくられるインスリン

日頃から食べる量が多かった山田さん

彼の膵臓は大量のインスリンを作り出すのに
毎日膵臓は酷使されていたのです


そして、ついに疲れ果てた膵臓はインスリンの分泌を減少させたのです

このため、ブドウ糖がエネルギーとして利用できなくなったのです
山田さんの身体はエネルギー不足に。

その結果、山田さんが1週間で5キロも痩せたのは
エネルギー不足に陥った山田さんの身体が不足分を補おうと、脂肪を分解してエネルギーに変えたのです

つまり、ダイエットの効果ではなく、
急激に糖尿病を発症させていたのです。

しかし、そうとは知らない山田さんの体内では
脂肪が分解されたときエネルギーと共にある恐ろしい物が放出されていたのです

それが

ケトン体

ケトン体は少量なら問題ありません

しかし、山田さんのように脂肪の分解が
一気に進み、ケトン体が大量に体に溜まると
危険な有害物質となるのです

山田さんを襲った倦怠感も
血液中に、有害物質が血中で増加したためでした

そして、最終警告

甘い香りの口臭

香りの元は肺を通して吐く息に混じったケトン体
だったのです。

実は、ケトン体は果物のような甘い香りがするのが特徴なのです

そして、山田さんは昏睡状態に陥りました

ケトン体が大量に増加したため、脳の活動が一気に低下。

さらに昏睡状態のまま長い時間放っておかれた山田さんは、脳の機能低下が回復せず、死に至ったのです

この病気の恐ろしいところは、急激な体重の減少から、数週間でいきなり死を迎えることがあるのです

ケトン性昏睡にならないためには
①暴飲暴食を避け肥満を改善
②定期的に血糖値のチェック
③喉の乾き、多尿にも注意
④急激な体重減少

このような症状がでたら、迷わず病院で検査を受けてみてください



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