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ゲーム好きな子供を、プログラミングに導くにはどうしたらいい? 講師のユンギに聞いた、子どもをプログラミングに夢中にさせる方法

こんにちは!

アルゴリズミクス世田谷です。この夏は「オリンピック」が開かれましたが、オリンピックというと、スポーツだけ!と思われる方もいるかもしれませんが、実は世界では

INTERNATIONAL OLYMPIAD IN INFORMATICS = 情報オリンピック

というものが開催されています。

第33回大会が2021年6月に開催されました。会場はシンガポール。しかし新型コロナの影響で、本年度はオンライン開催となったそうです。また、前回ご紹介したドゥックさんのように、数学や物理の世界でも、「オリンピック」は開催されています。

https://note.com/algorithmics/n/n906e7d69f3be/edit

今日紹介するアルゴリズミクスの講師である、ユンギことチョン・ユンギさんは、ロボティックスの世界に魅了され、中高生時代に数々のプログラミングやロボティクスの大会、ハッカソンに参加した経験がある人物です。

韓国出身のユンギさんは、現在は早稲田大学に在学しつつ、高校時代からプログラミングを教えてきた経験を生かし、アルゴリズミクスで子どもたちにプログラミングの指導をしています。

アイアンマンに魅了されて始めたプログラミング

そんなユンギさんですが、プログラミングを始めたきっかけは、小学生の時に見た映画「アイアンマン」の主人公、トニー・スタークに憧れたことだったそうです。

映画をきっかけにプログラミングやロボティクスに興味を持った彼は、Python, C++, HTML CSSを独学していきました。ユンギさんのプログラミング熱に対して、ご両親はどのような態度だったのでしょうか。

「私の両親は、私がやりたいということを全面的に応援してくれていました。ただ、あとから考えるとうまく【リワード(飴と鞭)】を利用していたように思います。勉強の面でこれをやれば、好きなだけゲームやプログラミングをしてもいいと言った形です。おかげで勉強とプログラミングの両立を保つことができました」

なるほど。「飴(アメ)と鞭(ムチ)」作戦!これはまさに子どものやる気を削がず、且つ教養としての学校での勉強をなおざりにしない一石二鳥のいい手かもしれません。

テックキャンプ参加が人生を変えた

そんなユンギさんのプログラミング熱をさらに加速させるきっかけになったのは、11歳の時、韓国の工科大学KAISTで子どもたち向けに開催された「テックキャンプ」に参加したことだったそう。

「一夏6週間に渡るキャンプに参加して学んだことは、プログラミング言語そのものを学ぶだけではなく、実際に自分がプログラミングしたロボットが動くのを見たことでした。もし自学で一般的なチュートリアルのようなものだけでただただプログラミング言語を学むだけだったら、これほどプログラミングの世界にのめり込まなかったかもしれません」

とユンギさん。

プログラミングの可能性をリアルに体験することで、よりその魅力に引き込まれていった様子が感じられます。

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自らクラブ設立!教えることで学び続ける

そんなユンギさん。日本に来てから通ったインターナショナルスクールでは、同じようにロボティックスに興味を持った友人たち二人と一緒に「ロボティックス」クラブを設立したそうです。

Vex Robotics Competitionをはじめとした、ロボット大会に参加することを目的に作られたこのクラブは、今では学校のクラブ活動で1、2を争う規模に成長。日本のトップチームとして、米国で開かれる国際大会にもコンスタントに出場するほどだとか。

「ロボティッククラブを仲間を作ったことで、みんながそれぞれプログラミングやロボティクスに興味を持っていますが、それぞれ考えやアプローチの仕方が違うので、結果的に短時間でたくさんのアプローチの仕方を学んだことになったと思います。」

とユンギさんは話します。そして「同じ関心を持つ仲間を持つことは、とても大切。それぞれが学んできたことを共有し合うことで、さらに学びあえるからです」。

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成功を実感させることがのめり込むきっかけになる

高校時代からプログラミングを「教える」ことを始めたユンギさんに、ゲーム好きな子どもを、ただプレイするだけではなくその一歩先にゲームを作る側に興味を持たせるにはどうしたらいいか聞いてみました。

「まだ小さい子でしたら、やはりScratchがいいと思います。文字を打つ必要がありませんし、自分のキャラクターを使って、簡単にゲームが作れます。アルゴリズミクスの授業を通じて感じていたのは、子どもたちが自分の書いた絵が、Scratchのプログラムの中で実際に自由に動くのを見た瞬間の喜びや、成功した!という実感を体験させることが、何よりもプログラミングの世界のハマるきっかけになるということです。」

とユンギさんは語ってくれました。

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より多くのプログラマーが周りにいれば、より多くの学びが得られる」と話すユンギさんの言葉通り、子どもたちが同じ関心ごとを持つ仲間を見つけられる環境は魅力的です。

プログラミングスクールのいいところは、同様の関心を持っている子どもたちが集まっている点です。個人レッスンでプログラミング言語の基礎を学んだら、グループレッスンで実際にプロジェクトを体験するスタイルで学ぶアルゴリズミクスは、グループレッスンだから体験できることが色々用意されています。

ユンギさんオススメのプログラミング力をアップさせる大会

ロボティックス(C++):Vex Robotics Competition
プログラミングハッカソン:https://devpost.com/
**Devpostには、様々な賞金付きのハッカソンが掲載されていて、中には学生に特定したものも。実力を試し、リアルな世界で自分の能力を試すに、ハッカソンや大会は最適です。


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