京都に行ってきた話その1
もう去年のことだけど、11月にふと京都に行って紅葉を撮りたくなった。
ということで、夜行バスを予約し一路京都へ。
朝5時、八条口で放り出される。11月下旬なのでめちゃくちゃ寒いし、店は信じられないくらい開いていない。なぜかなか卯だけ24時間営業していて、暗闇に輝くなか卯の照明に昆虫のごとくおびき寄せられ、とりあえず駆け込んで暖かい店内で京風うどんを食べ、当然のように優勝。
やることがないので、東寺に向かう。近鉄東寺駅前の九条通を歩いていると、空が白み始めた。
明け方、動き出す街
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
東寺は朝5時半から開門していて、中に入ることができる。
東寺の門と朝焼け
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
朝6時くらいに行くと散歩をしているご近所さんの姿が。散歩しに行く場所が世界遺産というのもやっぱりスケールが違う。さすが京都、1200年の歴史。
とりあえず境内を一周し、出た門のすぐそばのレンタサイクルを借りて京都巡り。アルバム編集会の友達に「京都を回るなら自転車だね」とおすすめされ、5時間550円乗り捨て可能という利便性を考えると移動手段としてとても魅力的だなと。京都は公共交通高いし。
とりあえず行く当てがないから(すごい無計画な旅行をしている)、ふらふら京都を走っていたら東本願寺に着いていた。
東本願寺・御影堂
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
東本願寺・阿弥陀堂と京都タワー
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
東本願寺に着いた頃には白んでいたけど、朝焼けがすごく綺麗で、「朝活して良かったなぁ」と思いながら東本願寺を後にし、河原町を通って祇園新橋を散策し鴨川へ。
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
祇園新橋は、正徳2年(1712年)に茶屋街として開発されたことに端を発し、江戸末期から明治にかけて芸能・芝居と結びついて発展した地域で、現在でもこの時期に建造された町家群が状態よく保存され、優れた歴史的風致を形成していることから、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
祇園新橋の小径
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
重要伝統的建造物群保存地区は観光地化されている場所が多く、祇園新橋も例外ではないが、朝7時は観光客も舞妓さんもおらずとても静かで、歴史的風致を楽しむことができた。写真は明暗差が大きすぎて現像でめちゃくちゃ苦労した。
三条大橋
Nikon Z6 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S , Lightroom Classicで現像
平日なので通勤してる人々が多かった。朝の三条大橋や日本橋のように、様々な人々のドラマが刻み込まれたであろう歴史ある街道の起点を毎日通過している通勤者の中で、歴史に思いをはせる人間はどの程度いるのだろうかと時々思ったりもする。三条大橋に関しては、池田屋事件の時の刀傷が橋の欄干に残っていたりするので、そういう人間は案外多いのかもしれない
三条大橋の南側。Z 14-24/2.8の逆光耐性は異常です。
三条大橋から北上し出町柳を目指す。天気のいい朝の河岸は何とも気持ちがいい。途中寄り道したくなったので京都御所の中を通過。
砂利道になってるって知らなくて自転車漕ぐのマジで大変だった…まぁこれも旅の一興。
Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR , Lightroom Classicで現像
鴨川デルタ
Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR , Lightroom Classicで現像
出町柳を目指したのはこの鴨川デルタが見たかったからというのがある。というのも、ここはアニメ「四畳半神話大系」の第一話で登場する聖地であり、ぜひ訪れたいと思っていた。無論、11月の平日の午前中。大学は普通に授業をやっていて寒いので当然鴨川等間隔の法則が成り立っているわけもなく、鴨川デルタもコンパ会場にはなっておらず、そこを標的に打ち上げ花火を発射するバカ2人もいない(し、当然そんな奴は現実にはいないどころかそもそも捕まる)。
ここからは京阪に乗って宇治を目指します。さあ、響けの聖地へ…(疲れから爆睡して枚方市まで行ってしまったのはご愛敬)
②へ続く
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