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規制緩和後の生活

3月後半から5月頭までイスラエル全土で外出制限が出ていましたが、その後、段階的に緩和されていき、先日5月27日からはテイクアウトだけだったレストランとバー、クラブの店内営業が可能になりました。ただし店内では人と1.5m距離を保つこと、入店時に熱を測るなど対策を求められています。が、実際まちまちです。大型スーパーや複合施設では入店時に熱を測っていますが、小さい規模になると、店も客もあまり気にしていない感じです。

マーケットの入り口でも熱を測っていました。

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タクシーも今まで乗客2人までだったのが、3人まで乗車可能に。
しかし、まだドライバーも怖いのか、先日は3人で乗ろうとしたら全員後ろに乗ってくれと後部座席ギュウギュウに詰められました。ドライバーと後部座席の間にシールドも設置していないからあまり変わらないのでは?…と思いましたがしょうがないです。

保健省には引き続き、外出時はマスクをつける、人との距離を2メートル空ける、衛生管理をしっかりする等々言われていますが、実際は外でマスクを着けている人は半数以下です。
さらに最近熱くなってきたこともあって、マスクをつけると息苦しくてたまらないので、わたしも出来ればつけたくないのが本音です。

完全リモートで、低学年から段階的に通学を開始していた学校も再開しました。(大学はまだオンラインの様子)

私の生活としては外出制限が出てから本当に買い物以外では外に出ていなかった為、先日友達とピクニックをするため自転車を久しぶりにこいだら、すっかり体力が落ちたのか20分だけでゼーハー息が切れるようになってしまいました。

また、その友人とのピクニックの日はちょうど熱波が来てしまい、なんと38℃という暑さでしたが、久々に外で人と会えるのが嬉しくて、フリスビーしたり、お酒を飲んだりして無理がきたのか、翌日は体が動きませんでした(笑)

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イスラエルではハグ(抱擁)文化なので、久しぶりに友人や知り合いに会うとどうしても、嬉しさと開放感で「久しぶりー!!」とハグしそうになるのですが(実際うっかりしてしまう...)、最近は流行りの肘でタッチするという挨拶が増えました。

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ビーチにも行けるようになり、この前週末に観光名所のOld Jaffaへ散歩に出かけたら、人が溢れてソーシャルディスタンスは何処へやら。天気も良く風も気持ちよかったのでほとんどの人がマスクを外し気持ちよさそうに散歩しています。数週間前のピりついた時期とは大違いです。

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短いのですがイスラエルは春のような時期があり、花もいつもよりたくさん咲いて綺麗です。今年は十分に楽しむことができなかったのが残念でした。(写真の紫の花はジャカランダという名前の木。道路のところどころに咲いていて綺麗です。)

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今回驚いたことはたくさんあります。
・コロナ感染者が10人以下の時点で国境を封鎖したイスラエル政府の容赦ない迅速な判断
・自国民を守るために国民ひとりひとりが判断して自粛する姿勢
・これをチャンスと考え、イスラエルの医療やサイバーセキュリティ業界など、ビジネスの新しいアプローチをしてくる前向きな姿勢
・でも伝統的なユダヤ教の祝日には家族で集まっちゃう我慢できない性格(笑)
・ユダヤ教超正統派が政府の言うことを聞かないで大人数でお祈りしちゃうところ
・リモート学習が進んでいたこと等々です

特にリモート学習で学校が遅れを取らず進んでいたことには感心しました。
(ただサポートする親御さんと先生は大変だったという話は多く聞きましたが...)
私のイスラエル人の友人は英語科目の先生なのですが、リモートの間は100人強の生徒とグループチャットで連絡を取りながら進めてるそうです。休みの日でも連絡が来ていて、常に携帯に張り付いてました。
ちなみにイスラエルでは普段から、先生と保護者、先生と生徒で、連絡や情報共有ができるアプリを使っているそうです。連絡網の世代の私としては驚きです。

知識が財産のイスラエルとしては教育が遅れることは何としても落としてはいけない所なのかなと感じました。

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上写真はヘルツェリアのマリーナで再開したレストランと久しぶりに外で飲むビール。

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